2026年9月26日(土)17:00、NACK5スタジアム大宮で行われるRB大宮アルディージャ対ヴァンフォーレ甲府を予想します。
この記事で使う時間変動情報の確認時刻は2026年9月24日19:32、最終予想の再確認時刻は9月24日19:43です。予想スタメン、正式GK、欠場状況、天候、ピッチなどは試合直前まで変わる可能性があります。
僕の最終予想は次の通りです。
| 結果 | 確率 |
|---|---|
| 1 大宮勝ち | 57% |
| 0 引き分け | 25% |
| 2 甲府勝ち | 18% |
本命は1の大宮勝ち。信頼度はCです。
この試合で勝敗を分けそうな最大の論点は、大宮が作れている攻撃量の優位を、実際の得点へ変えられるかです。
大宮はシュート数、チャンス構築率、保持率、PA進入、30m進入など、前進と攻撃回数に関わる多くの指標で甲府を上回っています。ところが直近3試合は0-0、0-0、1-1。直近2試合では20本ずつ、合計40本のシュートを打ちながら1得点にとどまっています。
つまり「大宮が押し込めるか」よりも、「押し込んだ時間をスコアに変えられるか」が重要です。僕は大宮を本命にしましたが、toto投票率ほど1に寄せず、引き分けを25%残した最大の理由もここにあります。
- まず両チームの現在地を整理する
- 攻撃量の差はかなり大きい
- 直近5試合を見ると「大宮の攻撃不振」は少し違って見える
- ホーム・アウェー成績も大宮寄り。ただし小標本
- 大宮は攻撃機能が複数ポジションに分散している
- 甲府は前進機能は分散、得点は内藤への依存が大きい
- 守備は大宮が安定、ただし甲府の「守備アクション量」は侮れない
- 得点・失点パターンを見ると甲府の反撃ルートがはっきりする
- この試合で一番危険なミスマッチは大宮の右サイド
- 左サイドは逆に甲府のカウンターが怖い
- 中央では加藤玄が甲府の2シャドーを止められるか
- CF対3CBは「カルリーニョス1人」ではなく周囲の動き込みで見る
- 最大の反証は甲府のクロスとセットプレー
- GKは大宮の方が起用継続性で上
- 予想スタメンは両チームともリーグ戦の骨格を維持
- 欠場候補と代役はどう見るか
- 日程は大宮有利。ただし「甲府中2日」をそのまま使わない
- 天候は雨予報。ただし勝敗方向は固定しない
- 0-0は十分ある。ただし甲府は今季0-0がない
- 先制した後のデータは大宮にかなり良い
- 3つの試合世界線で見る
- 75分以降と交代カードも見逃せない
- 市場は大宮優勢、ただし少しだけ大宮評価が下がった
- toto投票率は市場よりかなり大宮寄り
- この予想が外れるなら
- 数字だけでは分からない不確実性も残る
- 僕が試合中に見る4つのポイント
- 試合後に答え合わせしたい仮説
- 最終予想
- データ確認元
まず両チームの現在地を整理する
大宮は2024年J3優勝、2025年J2で6位。今季は7試合を終えて3勝4分0敗、11得点6失点で5位です。ナルシス・ペラッチ・ナダル監督の4-1-2-3を開幕から継続し、GK、CB、右SB、中盤底、CF、右WGなど主要ポジションの固定度も高いチームです。
甲府は2023年J2・8位、2024年14位、2025年13位。今季は2勝1分4敗、5得点10失点で17位です。渋谷洋樹監督の3-4-2-1を7試合すべてで使っており、CF、CH2枚、CB2枚はかなり継続しています。一方でGKは東ジョン4先発、山内康太3先発で、大宮ほど固定されていません。
| 項目 | RB大宮 | 甲府 |
|---|---|---|
| 順位 | 5位 | 17位 |
| 試合数 | 7 | 7 |
| 勝敗 | 3勝4分0敗 | 2勝1分4敗 |
| 得点 | 11 | 5 |
| 失点 | 6 | 10 |
| 得失点差 | +5 | -5 |
| 1試合平均得点 | 1.57 | 0.71 |
| 1試合平均失点 | 0.86 | 1.43 |
| 基本システム | 4-1-2-3 | 3-4-2-1 |
確認元:Jリーグ公式、Football LAB
現在状態だけを見ると大宮が上です。ただし、大宮は「無敗だから盤石」というより、負けない一方で直近は引き分けが続いています。甲府は数字上かなり苦しいものの、クロスとセットプレーという今回の大宮に刺さり得る得点経路を持っています。
攻撃量の差はかなり大きい
今回の本命判断で最も重く見たのが、攻撃量と前進量の差です。
| 指標 | RB大宮 | 甲府 |
|---|---|---|
| AGI | 55.9(4位) | 46.9(15位) |
| KAGI | 48.9(10位) | 48.2(12位) |
| シュート | 17.29本 | 10.71本 |
| 枠内シュート | 5.4本※ | 4.0本 |
| チャンス構築率 | 約14.4% | 約9.5% |
| 攻撃回数 | 約119.7~122.6 | 約112.6~113.2 |
| シュート成功率 | 約9.1% | 約6.7% |
| PA進入 | 13.4※ | 8.3 |
| 30m進入 | 42.2※ | 31.0 |
| 平均保持率 | 55.8% | 45.6% |
※大宮の枠内シュート、PA進入、30m進入は取得ページの更新タイミングに注意が必要な参考値。
確認元:Football LAB、Jリーグ公式
大宮の7試合のシュート数は21、13、13、15、19、20、20本で、平均17.29本。甲府は15、6、5、11、17、10、11本で平均10.71本です。
単に「大宮の方がシュートが多い」だけではありません。大宮は保持率でも甲府を上回り、第4節以降は63.1%、65.0%、62.6%、65.3%と4試合連続で60%台。最近はボールを持つ時間そのものが増えています。
一方の甲府は保持率が50.4%、43.1%、58.9%、40.2%、31.9%、40.8%、54.0%と振れ幅が大きく、試合によってボールを持つ形と持たない形が大きく変わっています。
今回の組み合わせでは、大宮がボールと陣地を握る時間が長くなる可能性が高いと僕は見ています。
直近5試合を見ると「大宮の攻撃不振」は少し違って見える
大宮は直近3試合で勝てていません。結果だけを見ると攻撃力が落ちたようにも見えます。
ただし、直近5試合とシーズン平均を比べると内容はそこまで落ちていません。
| 大宮 | 7試合平均 | 直近5試合 | 差 |
|---|---|---|---|
| 得点 | 1.57 | 1.40 | -0.17 |
| 失点 | 0.86 | 0.80 | -0.06 |
| シュート | 17.29 | 17.40 | +0.11 |
| チャンス構築率 | 14.67% | 14.74% | +0.07pt |
| 保持率 | 55.83% | 60.84% | +5.01pt |
得点は少し落ちています。しかしシュート数とチャンス構築率はほぼ同じで、保持率はむしろ上がっています。
つまり今の大宮は、攻撃を作れなくなったというより、作っている攻撃を最後の1点へ変換できていないと見る方が自然です。
甲府の直近5試合は次のようになっています。
| 甲府 | 7試合平均 | 直近5試合 | 差 |
|---|---|---|---|
| 得点 | 0.71 | 0.80 | +0.09 |
| 失点 | 1.43 | 1.40 | -0.03 |
| シュート | 10.71 | 10.80 | +0.09 |
| チャンス構築率 | 9.90% | 9.78% | -0.12pt |
| 保持率 | 45.61% | 45.16% | -0.45pt |
| AGI | 47.57 | 45.40 | -2.17 |
| KAGI | 55.29 | 56.40 | +1.11 |
| 攻撃CBP/試合 | 13.27 | 13.63 | +0.36 |
| 奪取P/試合 | 85.59 | 90.12 | +4.53 |
| 守備P/試合 | 14.74 | 15.54 | +0.80 |
甲府は守備・奪取のアクション量が少し増えていますが、攻撃量そのものの改善は大きくありません。KAGIは徳島戦の97という突出値の影響を受けているため、平均だけで守備が急改善したとは見ない方がよさそうです。
ホーム・アウェー成績も大宮寄り。ただし小標本
ホームとアウェーを分けると、こちらも大宮側に寄っています。
| 区分 | 成績 | 得点 | 失点 |
|---|---|---|---|
| 大宮ホーム | 1勝2分0敗 | 3 | 2 |
| 大宮アウェー | 2勝2分0敗 | 8 | 4 |
| 甲府ホーム | 1勝1分2敗 | 3 | 4 |
| 甲府アウェー | 1勝0分2敗 | 2 | 6 |
大宮はホーム3試合で無敗、甲府はアウェー3試合で2敗、2得点6失点です。
ただし、どちらも3試合しかないため、僕はここを強い根拠にはしていません。あくまで大宮優勢を補助する材料です。
大宮は攻撃機能が複数ポジションに分散している
大宮の強みは、カルリーニョス・ジュニオだけを抑えれば終わるチームではないことです。
攻撃CBP上位を見ると、その分散がよく分かります。
| RB大宮 | 攻撃CBP |
|---|---|
| カプリーニ | 15.70 |
| 泉柊椰 | 12.86 |
| 関口凱心 | 11.35 |
| 加藤聖 | 10.38 |
| 加藤玄 | 9.55 |
| 尾崎優成 | 9.30 |
| カルリーニョス・ジュニオ | 8.78 |
| 西尾隆矢 | 8.01 |
| 中山昂大 | 7.13 |
| 杉本健勇 | 5.74 |
確認元:Football LAB
前線だけでなく、SB、アンカー、CBまで上位に入っています。
カルリーニョスは7試合4得点で中央の主得点源。カプリーニは1得点3アシストで攻撃CBP1位。泉は2得点1アシストで左の前進・得点に関与します。
さらに第5.5工程で追加確認したJリーグ公式データでは、カプリーニはチャンスクリエイト18、デュエル勝利22、ドリブル19。泉は枠内シュート9、チャンスクリエイト9、ドリブル22でした。
攻撃を「得点役」「創出役」「前進役」に分けたとき、それぞれを複数の選手が担えるのが大宮の良さです。
甲府は前進機能は分散、得点は内藤への依存が大きい
甲府の攻撃CBP上位は少し特徴的です。
| 甲府 | 攻撃CBP |
|---|---|
| 小出悠太 | 10.93 |
| 安田虎士朗 | 9.75 |
| 荒木翔 | 9.65 |
| 武井成豪 | 9.29 |
| 遠藤光 | 7.86 |
| 村上千歩 | 7.56 |
| 佐藤和弘 | 7.01 |
| 藤井一志 | 5.02 |
| 内藤大和 | 4.97 |
| 小林岩魚 | 3.54 |
確認元:Football LAB
1位はCBの小出。安田、荒木、武井、遠藤、村上と、CB・CH・WBに前進機能が広がっています。
つまり甲府は「前へ運ぶ役割」が1人だけに集中しているわけではありません。
ただし、実際の得点は内藤が3/5。ここは別です。
内藤は7試合3得点で、Jリーグ公式の追加確認では枠内シュート8、空中戦勝利11。山形戦では村上のクロスからヘディングで得点しています。
佐藤和弘はチャンスクリエイト10~11でセットプレーのキッカー。安田はチャンスクリエイト5、デュエル勝利14、空中戦勝利7。武井はチャンスクリエイト6、デュエル勝利17、空中戦勝利10でした。
前進や創出は複数人で作れる。最後に点を取る役割は内藤へ寄る。これが甲府の現在の構造です。
守備は大宮が安定、ただし甲府の「守備アクション量」は侮れない
大宮は7試合6失点、甲府は10失点。結果だけなら大宮の守備が上です。
守備・奪取CBPを見ると、両チームとも中心選手は明確です。
| チーム | 奪取上位 | 守備上位 |
|---|---|---|
| 大宮 | 加藤玄88.89、関口81.28、尾崎74.04 | 尾崎17.96、西尾14.82、関口12.20 |
| 甲府 | 安田100.25、武井96.60、小出81.30 | 小出21.32、遠藤13.96、井上11.09 |
確認元:Football LAB
甲府は守備CBP6位級、セーブCBPも上位表示が確認されています。ところが、被シュート数と被チャンス構築率は下位です。
ここは数字の読み方が重要です。
守備アクションが多いから守備が強いのか、それとも押し込まれる時間が長く、守備をする回数が増えているのか。今回の公開データだけでは完全に切り分けられません。
僕は後者の可能性もかなりあると見ています。だから甲府の守備CBPの高さだけで、大宮の攻撃量を相殺するとは考えていません。
得点・失点パターンを見ると甲府の反撃ルートがはっきりする
大宮の得点経路は比較的分散しています。
取得時点のパターンでは、30m未満のパスから4得点が最多。ほかにクロス、スルーパス、ドリブル、セットプレー、PK、こぼれ球からも得点しています。
甲府の5得点は、クロス2、セットプレー1、30m未満パス1、30m以上パス1です。
| 得点経路 | 大宮 | 甲府 |
|---|---|---|
| 短いパス系 | 4 | 1 |
| クロス | 1 | 2 |
| セットプレー | 1 | 1 |
| スルーパス | 1 | 0 |
| ドリブル | 1 | 0 |
| その他 | PK・こぼれ球等 | 長いパス等 |
確認元:Football LAB。ページ更新時点差あり。
大宮は複数の得点経路を持つ一方、甲府はクロスとセットプレーの比重が相対的に高いです。
そして大宮の失点側では、取得時点の5失点のうちセットプレー直接1、セットプレーから2と、3失点がセットプレー関連でした。最新総失点は6なのでページ更新差には注意が必要ですが、弱点候補としては十分残ります。
このカードで甲府が大宮に刺せるとしたら、僕はここを最重要視します。
この試合で一番危険なミスマッチは大宮の右サイド
戦術面で僕が最も見ているのは、カプリーニ+関口凱心 vs 甲府左WB荒木翔+左外CBです。
カプリーニは大宮の攻撃CBP1位。関口は攻撃CBP3位だけでなく、奪取・守備でも上位です。
この2人が右サイドで前進すると、甲府の荒木は低い位置へ押し込まれやすくなります。
ここで重要なのは、大宮が右から攻撃できることだけではありません。
荒木は本来、甲府の攻撃でも重要なWBです。荒木が守備に固定されれば、甲府は自分たちの左サイドの攻撃出口まで失います。
さらに甲府の外CBがサイドのカバーへ出れば、その内側にカルリーニョスやIHが使えるスペースが生まれます。
僕の中では、この右サイドの優位が大宮本命の戦術的な中心です。
左サイドは逆に甲府のカウンターが怖い
大宮左は泉+木寺優直が予想されています。攻撃時には大宮が優位を作れる可能性がありますが、こちらは甲府の村上千歩がカウンターの出口になります。
村上は山形戦で内藤へのクロスから得点を作っています。
大宮が左SBを高く上げた状態でボールを失えば、村上やシャドーがその背後へ出る形は甲府の数少ない直接的な反撃ルートです。
つまりサイドの構図は左右で少し違います。
右は大宮の優位を強く見ています。左は大宮の押し込みと甲府のカウンターが両立しやすい場所です。
中央では加藤玄が甲府の2シャドーを止められるか
中央のキーマンは大宮の加藤玄です。
加藤玄は奪取88.89で、中盤底の回収と前進の接続を担います。甲府は黒川淳史と佐藤和弘を2シャドーに置く予想です。
甲府が中央から前進するには、この加藤玄の周囲をどう外すかが重要です。
逆に大宮の保持時には、甲府の2シャドーが加藤玄へのパスコースを消せれば、大宮の中央循環を遅らせることができます。
大宮はSBやCBにも前進機能があるので、加藤玄だけを封じても完全には止まりません。ここも大宮の経路分散が効くところです。
CF対3CBは「カルリーニョス1人」ではなく周囲の動き込みで見る
カルリーニョスは4得点で大宮の主得点源ですが、甲府は3CBです。
中央の人数だけ見れば、甲府はCF1人に対して数的優位を作れます。小出は守備CBPが高く、遠藤や山本英臣もいます。
そのため、カルリーニョス単独で中央を突破する構図なら甲府も守りやすい。
しかし、大宮がWGとSBで外CBを引き出し、IHがハーフスペースへ入れば話は変わります。CFを3CBで囲う形を崩し、CB間やCH脇を使えるようになります。
僕が大宮の攻撃を評価しているのは、CF単独の強さより、この周囲の連動があるからです。
最大の反証は甲府のクロスとセットプレー
ここまで大宮の優位を多く書きましたが、甲府にも明確な勝ち筋があります。
甲府は5得点中、クロス2、セットプレー1。内藤が3得点。佐藤和弘がキッカー。安田はCKから得点実績があります。
大宮はセットプレー関連の失点が目立ちます。
これはかなり直接的な噛み合わせです。
大宮が90分の大半を支配していても、甲府がCKを数本取るだけで試合は変わります。流れの中の攻撃回数で負けていても、セットプレーなら別の勝負に持ち込めるからです。
僕が甲府18%を残した最大の理由はここです。
GKは大宮の方が起用継続性で上
大宮はトム・グローバーが開幕7試合連続先発。197cmで、最終ラインとの継続性も高いです。
甲府は東ジョン4先発、山内康太3先発。今回の予想GKは東ジョンですが、記事作成時点では正式確定前です。
Football LABでは大宮グローバーの守備P6.41、甲府では東ジョン6.16、山内4.80が確認されています。
ただし、Goals PreventedやHigh Claimsなど、クロス処理や失点抑制をより直接見る指標は同一定義で揃えられていません。そのため「GK性能そのものは大宮が上」とまでは断定しません。
今回評価しているのは、あくまで大宮のGK+CBユニットの継続性です。
予想スタメンは両チームともリーグ戦の骨格を維持
予想フォーメーションは大宮4-1-2-3、甲府3-4-2-1です。
| RB大宮 | 甲府 |
|---|---|
| GK トム・グローバー | GK 東ジョン |
| DF 木寺優直 | DF 遠藤光 |
| DF 尾崎優成 | DF 山本英臣 |
| DF 西尾隆矢 | DF 小出悠太 |
| DF 関口凱心 | WB 荒木翔 |
| MF 加藤玄 | MF 安田虎士朗 |
| MF 豊川雄太 | MF 武井成豪 |
| MF エドワード真秀 | WB 村上千歩 |
| FW 泉柊椰 | FW/MF 黒川淳史 |
| FW カルリーニョス・ジュニオ | FW/MF 佐藤和弘 |
| FW カプリーニ | FW 内藤大和 |
確認元:Fomelabo。情報確認時刻は2026年9月24日19:32。
大宮の予想11人は9月19日の藤枝戦と11/11一致。直近2リーグ戦の実績先発継続率も10/11=90.9%です。
甲府も9月19日の徳島戦と11/11一致予想です。
ただし甲府は9月23日の天皇杯・鹿島戦で先発11人をすべて入れ替えています。鹿島戦の先発は山内康太、野澤陸、福元竣、メンデス、佐藤恵介、米陀大洋、末木裕也、和田拓也、平塚悠知、大島康樹、水野颯太でした。
今回の予想は、その天皇杯組を継続するのではなく、リーグ主力へ全面的に戻す形です。
欠場候補と代役はどう見るか
大宮ではFootball LABの欠場欄に山本桜大、小島幹敏、加藤聖が掲載されていました。ただし同サイトは軽度の負傷でも掲載され、出場可能性があると注記しているため、公式欠場確定とは扱っていません。
今回のFomelabo予想XIでは3人とも先発外です。
甲府では福井啓太、河田晃兵、藤井一志が欠場欄に掲載。福井は右膝骨軟骨損傷の手術で長期離脱、河田も手術情報があります。藤井は出場可否が完全には確定していません。
大宮は木寺が左SBを務める予想で、直近藤枝戦も同じため、今回だけの急造配置ではありません。
ベンチでは大宮に杉本健勇、中山昂大、小林柚希、マギー・ジェラニー・蓮、スファナット・ムエアンタらが候補。杉本は高さとポストプレーを加えられるため、0-0が長引いたときの攻撃タイプ変更として重要です。
甲府は山内、野澤、末木、水野、佐藤恵介、平塚、和田、大島らが候補ですが、天皇杯先発組が多く、終盤の交代カードには中2日の負荷が残る可能性があります。
日程は大宮有利。ただし「甲府中2日」をそのまま使わない
日程は大宮が中6日、甲府が中2日です。
大宮は9月19日の藤枝戦後、9月26日まで公式戦なし。
甲府は9月19日徳島、9月23日鹿島、9月26日大宮と1週間で3試合です。
普通なら大きな日程差ですが、甲府は鹿島戦で先発11人を総入れ替えしました。今回予想されるリーグ主力の多くは先発を回避しています。
そのため僕は、「甲府は中2日だから主力が明確に疲れている」とは評価していません。
大宮のプラスは、休養そのものより準備時間と同じユニットでの戦術再現性です。
甲府のマイナスは、チーム全体としての準備期間の短さと、天皇杯組を交代カードに使う場合の終盤負荷です。
天候は雨予報。ただし勝敗方向は固定しない
9月24日夜時点で、さいたま市の9月26日は雨、または曇時々雨方向。最高20~22℃、最低17~18℃、降水確率60~70%程度の予報でした。
NACK5スタジアム大宮は天然芝です。
雨なら大宮の細かいパス循環に影響する可能性があります。一方で球足が速くなれば、サイドからの速い展開にはプラスになることもあります。
甲府側ではクロス、セットプレー、GKのボール処理、こぼれ球の不確実性が増える可能性があります。
KO時刻の降水強度と公式ピッチ状態はまだ確定していないため、僕は雨を「大宮有利」「甲府有利」のどちらにも強く寄せていません。
0-0は十分ある。ただし甲府は今季0-0がない
引き分け25%を残した理由を、もう少し細かく見ます。
| 項目 | RB大宮 | 甲府 |
|---|---|---|
| 0-0 | 2/7=28.6% | 0/7=0% |
| 1-1 | 1/7=14.3% | 1/7=14.3% |
| 前半0-0 | 3/7=42.9% | 2/7=28.6% |
| 直近3リーグ戦 | 0-0、0-0、1-1 | 2-1、0-1、0-1 |
大宮は0-0を2試合経験し、直近3試合すべて引き分けです。
一方で甲府は今季0-0がありません。甲府の守備は失点を抑え続けているわけではないため、「大宮が決め切れない=そのまま0」とはなりません。
だから僕の0評価は「高い」ではなく中です。
先制した後のデータは大宮にかなり良い
ゲームステートを見ると、先制後は大宮が強いです。
大宮が先制したのは2試合で、2勝0分0敗。逆に先制されたのは3試合ですが、3試合すべてで少なくとも同点まで戻しています。
| 大宮 | 件数 |
|---|---|
| 先制 | 2/7 |
| 先制時勝利 | 2/2 |
| 被先制 | 3/7 |
| 被先制後に同点以上 | 3/3 |
| 被先制後逆転勝ち | 1/3 |
今治戦は0-1から3-2、湘南戦は0-2から2-2、藤枝戦は0-1から90+5分に1-1です。
大宮には「先に取れば勝ち切る」「先に取られても戻す」の両方が今の小標本では出ています。
甲府は先制率が1/7=14.3%。先制された6試合では4敗、一度でも同点へ戻したのは2/6、逆転勝ちは1/6です。
| 甲府 | 件数 |
|---|---|
| 先制 | 1/7 |
| 先制時勝利 | 1/1 |
| 被先制 | 6/7 |
| 被先制後に同点 | 2/6 |
| 被先制後逆転勝ち | 1/6 |
| 被先制後最終敗戦 | 4/6 |
小標本ではありますが、大宮先制の世界線が最も大宮57%を強くすると僕は見ています。
3つの試合世界線で見る
この試合は3つの展開に分けると分かりやすいです。
| 試合世界線 | 起こりやすい構造 | 予想への作用 |
|---|---|---|
| 0-0が長く続く | 大宮が押し込み、甲府が5バックで耐える | 0上昇 |
| 大宮が先制 | 甲府が前へ出て大宮の攻撃スペースが増える | 1上昇 |
| 甲府が先制 | 甲府が5バックで閉じ、大宮がさらに押し込む | 0・2上昇 |
0-0が長引く場合、大宮はシュートを増やせても、甲府の3CB+WBの前で質の低いシュートを打たされる可能性があります。
大宮が先制すれば、甲府はWB・シャドーを前へ出す必要があり、大宮のカプリーニや泉が使うスペースが広がります。
甲府が先制すれば、今回最も怖い展開です。クロスかセットプレーで先に1点を取り、5バック化して中央を埋める。大宮はボールを持てても、直近の決定効率問題が再び問われます。
ただし、大宮は被先制3試合すべてで同点以上に戻しているため、甲府先制時も2だけでなく0へ戻る経路がかなりあります。
75分以降と交代カードも見逃せない
大宮は藤枝戦で90+5分に泉が同点ゴール。途中投入の杉本がラストパスに関与しました。
つまり先発11人だけでなく、0-0や0-1の終盤に高さとポストプレーを加えられるカードがあります。
ただし、大分戦では20本打って0-0。交代しても崩し切れませんでした。
終盤の得点力は「必ず出る」わけではありません。
甲府は山形戦で5分、15分と早く2点を取り、その後1点返されても2-1で逃げ切りました。先に取ったときに3CB+WBの形で守る力はあります。
この終盤15分は、僕が試合中にかなり注目する時間帯です。
市場は大宮優勢、ただし少しだけ大宮評価が下がった
外部評価も確認します。
市場確率は、各オッズの逆数を取り、1・0・2の合計が100%になるよう調整した比較用確率です。今回は主参照市場で同一時点の3価格を揃えられなかったため、最新値は代替スナップショットを使っています。
基準時点では、
1=60.29%、0=22.20%、2=17.51%。
最新確認では、
1=58.16%、0=24.01%、2=17.83%でした。
| 結果 | 基準市場 | 最新市場 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 1 大宮 | 60.29% | 58.16% | -2.13pt |
| 0 引き分け | 22.20% | 24.01% | +1.81pt |
| 2 甲府 | 17.51% | 17.83% | +0.32pt |
大宮優勢方向は変わっていません。ただし、優勢幅は少し縮まり、引き分け側へ少し動いています。
Asian Handicapは大宮-1を維持。基準は大宮1.87/甲府+1 1.87、最新代替値は大宮2.00/甲府+1 1.80で、価格は甲府+1側へやや寄りました。
Over/Underは2.75を維持。基準はOver1.89/Under1.85、最新はほぼ1.90/1.90。極端な低得点市場ではありません。
この外部変化は、僕の大宮本命をひっくり返すほどではありません。ただし「大宮を圧倒的に見る」材料でもありません。
toto投票率は市場よりかなり大宮寄り
スポーツくじ公式で取得できた最新スナップショットは2026年9月23日20:50時点です。
| 結果 | 僕の予想 | 最新市場 | toto投票率 |
|---|---|---|---|
| 1 大宮 | 57.00% | 58.16% | 67.45% |
| 0 引き分け | 25.00% | 24.01% | 15.90% |
| 2 甲府 | 18.00% | 17.83% | 16.65% |
「僕の予想確率-市場確率」は、
1が-1.16パーセントポイント、0が+0.99パーセントポイント、2が+0.17パーセントポイントです。
僕の予想と市場はかなり近いです。
一方、「僕の予想確率-toto投票率」は、
1が-10.45パーセントポイント、0が+9.10パーセントポイント、2が+1.35パーセントポイントです。
つまり一般人気は、僕や市場よりかなり大宮勝ちへ寄っています。
ここは今回のtoto的なポイントです。
僕も大宮本命ですが、一般人気ほど1一本の試合とは見ていません。
特に0は、toto15.90%に対して僕は25%。市場も24.01%です。
この予想が外れるなら
僕の本命は大宮ですが、外れる形はかなり具体的です。
最も怖いのは、大宮がボールを持ち、シュート数も増やしているのに0-0が長く続き、甲府がクロスかセットプレーで先に1点を取る形です。
大宮が前がかりになる。SBが高くなる。甲府がWBかシャドーで背後へ出る。CKやFKを取る。佐藤和弘のキックから内藤、安田、小出らがPA内で勝負する。
そこで0-1になると、甲府は5バックで守りやすくなります。
大宮はさらに押し込むでしょう。しかし、直近2試合のように20本前後打ってもゴールが遠い状態が続けば、1-1か0-1のまま終わる可能性が出てきます。
これが僕の57%を70%近くまで上げなかった理由です。
数字だけでは分からない不確実性も残る
今回、xG・被xG、Big Chances、PPDA、Field Tilt、Final Third Entries、Set Piece xG、GKのGoals PreventedやHigh Claimsなど、両チームを同条件で比較できる高度データは揃いませんでした。
そのため、「大宮の17本のシュートが本当にどれだけ高品質か」「甲府の守備アクションが高位置奪回なのか自陣での対応なのか」「甲府のセットプレーがどれほど再現性の高い得点源なのか」は完全には定量化できていません。
さらに正式XI、甲府の正式GK、KO時の雨、ピッチ状態、主審も記事作成時点では未確定です。
これらは大宮本命を取り消すほどではありませんが、信頼度をBではなくCにした理由です。
僕が試合中に見る4つのポイント
僕が一番見たいのは、開始15分の大宮右サイドです。
カプリーニが幅を取るのか、内側へ入るのか。関口がどこまで高く出るのか。荒木が守備で最終ライン近くまで下げられているのか。
ここで甲府の左WBが早い時間から押し込まれているなら、大宮の最大ミスマッチはかなり再現できています。
次に見るのは、大宮のシュートがどこから出ているかです。17本打っても、PA外や密集の外からばかりなら意味は薄い。PA内へ入り、甲府外CBを引き出した後に中央から打てているかを見たいです。
3つ目は、甲府のクロスとセットプレーの回数。甲府の攻撃総量が少なくても、ここだけは大宮の弱点候補へ直接つながります。
4つ目は、75分以降の交代カード。大宮は杉本を使って高さを足せる。甲府は天皇杯組の負荷が終盤に出るかもしれない。この時間帯は事前の日程差が最も見えやすいところです。
試合後に答え合わせしたい仮説
僕がこの試合で一番答え合わせしたい仮説はこれです。
大宮が右サイドで甲府を押し込み、前半からPA進入とシュートを積み上げられれば大宮勝ちに近づく。ただし、その優勢時間帯で先制できなければ、引き分けの可能性が急上昇する。
大宮の攻撃量が本当に「勝てる攻撃量」なのか。それとも「ボールとシュートは多いが決め切れない攻撃量」なのか。
この1点が、今回の予想の核心です。
最終予想
最後にもう一度まとめます。
| 項目 | 予想 |
|---|---|
| 1 大宮勝ち | 57% |
| 0 引き分け | 25% |
| 2 甲府勝ち | 18% |
| 本命 | 1 大宮勝ち |
| 信頼度 | C |
最大の本命根拠は、大宮の攻撃量・前進力・多経路性と、甲府3-4-2-1に対する右サイドを中心とした戦術相性です。
最大の反証は、大宮が最近その攻撃量を得点へ変換できていないこと。さらに甲府のクロス/セットプレーが大宮の守備弱点候補へ噛み合います。
僕の結論は大宮本命57%。
ただし、一般のtoto投票率67.45%ほど大宮一本には寄せません。0の25%をしっかり残して見る試合です。
最も重要な観戦ポイントは、大宮が右サイドから押し込んだ時間帯で、最初の1点を取れるか。ここが試合の勝敗スイッチになると見ています。
データ確認元
本記事の数値・事実は、事前分析で取得・保存したJリーグ公式、J.LEAGUE Data Site、Football LAB、Fomelabo、各クラブ公式、スポーツくじ公式、市場代替スナップショットを基準にしています。市場、toto投票率、予想スタメン、天候など時間で変わる情報は、記事冒頭に記載した確認時刻時点のものです。





