2026年9月26日(土)17:00、富山県総合運動公園陸上競技場で行われる明治安田J2リーグ第8節、カターレ富山 vs 横浜FCを分析します。
情報確認時刻は2026年9月24日 18:45、予想確率の最終再確認は9月24日 18:52です。予想スタメン、欠場情報、市場、toto投票率などは試合直前まで変わる可能性があります。
僕の最終予想は、**本命を富山の「1」**に置きます。ただし38%で、横浜FCの「2」が35%。かなり拮抗したカードです。
| 結果 | 僕の予想確率 |
|---|---|
| 1 富山勝ち | 38% |
| 0 引き分け | 27% |
| 2 横浜FC勝ち | 35% |
信頼度はC。
この試合で勝敗を分けそうな最大の論点は、富山がリーグ上位の押し込み量・PA進入量を、実際の得点へ変えられるかです。
富山は「相手陣へ入る」「シュートまで持っていく」という過程では非常に強い一方、シュート成功率は7.9%。横浜FCにはセーブ率75%の市川暉記がいて、セットプレーや富山WBの背後を使う反撃もあります。僕が富山をわずかに上へ置いたのは、結果だけではなく、攻撃量・被機会抑制・同じ3-4-2-1同士での局面相性を合わせて見たためです。
- まず現在地を確認。勝点は同じでも中身は少し違う
- 攻撃データは富山の「量」、横浜FCの「効率」が対照的
- 守備は富山が一歩上。ただし5失点だけを信じすぎない
- 最大論点は富山のWBが横浜FCを押し下げられるか
- 富山の最大の弱点は「たくさん攻めても決まらない」こと
- 横浜FCが最も怖いのはセットプレー
- 予想スタメンは両チームとも前節から11人継続予想
- 終盤15分は両チームとも交代カードが効く
- ホーム・アウェー成績は横浜FCに気になる数字。ただし3試合だけ
- 3つの試合世界線。先制した側がかなり有利になりやすい
- 引き分け27%を残した理由
- 市場とtotoは横浜FC寄り。僕の予想とは少しズレている
- この予想が外れるなら、横浜FCが「富山の優勢」をスコアで無効化する形
- 開始15分で確認したい3つのポイント
- 僕が一番見たいところは髙橋馨希と新保海鈴の押し合い
- 最終予想まとめ
まず現在地を確認。勝点は同じでも中身は少し違う
第7節終了時点で、富山は3位、横浜FCは4位。どちらも4勝1分2敗、勝点13、13得点です。数字だけを見るとほぼ互角ですが、失点と直近内容には差があります。
| 項目 | 富山 | 横浜FC |
|---|---|---|
| 順位 | 3位 | 4位 |
| 成績 | 4勝1分2敗 | 4勝1分2敗 |
| 勝点 | 13 | 13 |
| 得点 | 13 | 13 |
| 失点 | 5 | 8 |
| 直近5試合 | 3勝1分1敗 | 2勝1分2敗 |
| 直近5得失点 | 7得点3失点 | 9得点7失点 |
| 基本システム | 3-4-2-1 | 3-4-2-1 |
| 監督 | 安達亮 | 須藤大輔 |
出典:Jリーグ公式、Football LAB。対象は2026/27 J2リーグ第7節終了時点。
富山は2025年J2で17位でしたが、2026年に入ってから3-4-2-1が定着し、チームの見え方が大きく変わっています。2026百年構想リーグでは20試合すべて3-4-2-1を採用し、11勝6分3敗。今季J2でもその骨格を継続しています。
横浜FCは2024年J2で2位、2025年はJ1を経験しており、中長期の選手層や個の実績では僕は横浜FCを上に見ています。ただし須藤大輔監督体制の現在は、過去のJ1在籍歴だけで評価するより、今季の3-4-2-1で何ができているかを見るべきです。
ここまでをまとめると、長期的な地力は横浜FC、現在のチーム状態は富山。この二つがぶつかるカードです。
攻撃データは富山の「量」、横浜FCの「効率」が対照的
この試合で最初に見たいのは、得点数そのものより「どうやって得点機会を作っているか」です。
| 攻撃指標 | 富山 | 横浜FC |
|---|---|---|
| xG/試合 | 1.891 | 1.904 |
| シュート/試合 | 21.7 | 17.6 |
| AGI | 61.0 | 54.9 |
| チャンス構築率 | 17.7% | 15.0% |
| PA進入/試合 | 21.6 | 同一定義値未取得 |
| 30mライン進入/試合 | 55.1 | 同一定義値未取得 |
| シュート成功率 | 7.9% | 10.6% |
| 攻撃CBP | 172.30 | 131.57 |
出典:Football LAB。2026/27 J2リーグ第7節終了時点。AGIはFootball LABの攻撃評価指標。
面白いのは、xGは横浜FCが1.904、富山が1.891でほぼ同じなのに、そこへ至る過程では富山の量が目立つことです。
富山は1試合平均21.7本のシュート、チャンス構築率17.7%、PA進入21.6回。さらに30mライン進入55.1回と、相手陣へ押し込み続ける回数が多い。パスも1試合595.6本で、単純な速攻一本ではなく、保持しながら前進し、WBやシャドーを使って何度も攻撃をやり直せるチームになっています。
一方で、その量がそのまま得点にはなっていません。富山のシュート成功率は7.9%。藤枝戦では29本、栃木C戦では27本のシュートを放ちながら、勝点3につながらなかった試合があります。
横浜FCはシュート17.6本で富山より少ないものの、成功率は10.6%。xGもわずかに富山を上回っています。つまり横浜FCは「富山ほど何度も押し込まなくても、得点機会の質や得点化で対抗できる」側です。
僕が富山を本命にしながら38%までしか上げていない最大の理由がここです。富山は優勢な時間を作りやすい。でも、その優勢がスコアになるとは限らない。
守備は富山が一歩上。ただし5失点だけを信じすぎない
守備データでは富山の方が安定しています。
| 守備指標 | 富山 | 横浜FC |
|---|---|---|
| 被xG/試合 | 1.048 | 1.167 |
| 被シュート/試合 | 11.7 | 13.3 |
| 被チャンス構築率 | 9.9% | 12.1% |
| KAGI | 55.5 | 49.9 |
| 実失点/試合 | 0.71 | 約1.14 |
| 被シュート成功率 | 6.1% | 8.6% |
出典:Football LAB。KAGIはFootball LABの守備評価指標。
富山は攻撃で押し込むだけでなく、相手に打たせる本数も少ない。被xG1.048、被シュート11.7本、被チャンス構築率9.9%と、攻守の両方で今季序盤のJ2上位クラスの数値です。
ただし、ここには一つ注意点があります。富山の実失点は1試合0.71ですが、被xGは1.048。実際の失点が内容より約0.34点/試合少ない状態です。
これは守備が悪いという意味ではありません。むしろ被機会抑制そのものも良い。ただ、「7試合5失点だから今回もほぼ失点しない」とまで強く見るのは危険です。横浜FCはxG1.904を作れているので、富山の失点抑制が平均方向へ戻る試合になる可能性も考えておく必要があります。
この章では、守備内容は富山を上に取ります。ただし富山の5失点という結果には少し上振れも含まれている、というのが僕の見方です。
最大論点は富山のWBが横浜FCを押し下げられるか
両チームとも基本は3-4-2-1。システムだけ見ればミラーゲームです。だからこそ、配置の珍しさではなく、同じポジション同士でどちらが相手を押し下げるかが重要になります。
富山で特に重要なのが両WBです。
| 富山の主要前進役 | 攻撃CBP | 特徴 |
|---|---|---|
| チョン・ウヨン | 23.96 | 中央の配球・ゲームメイク |
| 髙橋馨希 | 20.05 | WB、クロスCBP6.32 |
| 布施谷翔 | 17.61 | WB、クロスCBP4.14 |
| 谷本駿介 | 16.69 | 中央の前進・接続 |
出典:Football LAB。2026/27 J2リーグ第7節終了時点。
髙橋馨希と布施谷翔が高い位置を取り、中央では谷本らがセカンドボールを回収する。この形で横浜FCのWBを自陣へ押し下げられると、富山は二つのメリットを得ます。
一つは、自分たちのクロスとPA進入を増やせること。もう一つは、横浜FCの重要な前進役である新保海鈴を守備側へ押し込めることです。
新保は横浜FCで攻撃CBP19.81、パスCBP14.41、ラストパス19。左WBからの前進と創出でかなり重要な役割を担っています。
つまり僕が一番注目しているのは、単純な「富山の右対横浜FCの左」ではありません。髙橋が新保を押し下げるのか、新保が髙橋の背後へ出ていくのか。ここで試合の陣地が決まりやすいと見ています。
富山がこの対面で前に出続ければ本命1が強まる。逆に新保が前向きにボールを持つ回数が増えれば、横浜FCの2が一気に現実味を帯びます。
富山の最大の弱点は「たくさん攻めても決まらない」こと
富山の攻撃は、クロスからの得点が5点、セットプレーから3点。攻撃経路は一つではありません。
ただ、チーム全体としてはシュート21.7本に対して成功率7.9%。PAへ入り、シュートまで持ち込んでも、最後の一発が入らない試合があります。
この弱点に対して横浜FC側で重要なのがGK市川暉記です。
| GK指標 | 平尾駿輝(富山) | 市川暉記(横浜FC) |
|---|---|---|
| 出場 | 7試合 | 7試合 |
| セーブ率 | 72% | 75% |
| クリーンシート | 5 | 2 |
| PA内シュートキャッチ率 | 40% | 28.6% |
| 平均パス | 24.3 | 48.4 |
| 平均ロングパス | 8.1 | 16.4 |
| Save CBP | 2.55 | 2.48 |
出典:Jリーグ公式、Football LAB。
市川のポイントは、75%のセーブ率だけではありません。1試合平均48.4本のパス、16.4本のロングパスと、富山の平尾よりボール保持への関与がかなり多い。
富山が前から圧力をかけても、市川から長いボールでその圧力を飛ばされると、富山のWB裏や3CB脇が使われる可能性があります。
そのため、富山の21本前後のシュートが今回も出たとして、それだけで「富山の予想通り」とは言えません。市川に正面で止められるシュートが多いのか、PA内の高質なシュートを増やせるのかまで見たいところです。
横浜FCが最も怖いのはセットプレー
このカードで富山本命を最も崩しやすい反証は、横浜FCのセットプレーです。
| 得点・失点経路 | 富山 | 横浜FC |
|---|---|---|
| クロスからの得点 | 5 | 3 |
| セットプレーからの得点 | 3 | 2 |
| セットプレー直接得点 | 0 | 2 |
| セットプレー関連得点 | 3 | 4 |
| セットプレーからの失点 | 2 | 0 |
出典:Football LAB。2026/27 J2リーグ第7節終了時点。
横浜FCはセットプレー直接2点、セットプレーから2点で、関連得点が4。対する富山は、わずか5失点のうち2失点がセットプレーからです。
ここはかなり分かりやすい噛み合わせです。
富山がボールを持って、シュート本数でもPA進入でも上回っている。それでも0-0のまま進み、横浜FCがCKやFKを一本取る。そこで先に横浜FCが点を取ると、それまでの富山の局面優位が一度リセットされます。
僕が「内容は富山寄り」と見ながら、横浜FCを35%も残している大きな理由です。
逆に富山のセットプレー攻撃は3得点ありますが、横浜FCは今季ここまでセットプレーからの失点0。セットプレーという一つの局面だけ切り取れば、横浜FC側に追い風があります。
予想スタメンは両チームとも前節から11人継続予想
予想スタメンはFomelabo基準で、両チームとも直近リーグ戦の先発11人と11/11一致。確認度はBとしています。正式スタメンは記事の情報確認時点では未発表です。
| 位置 | 富山 | 横浜FC |
|---|---|---|
| GK | 平尾駿輝 | 市川暉記 |
| 3CB | カン・ミヌ、岡本將成、深澤壯太 | 細井響、杉田隼、岩武克弥 |
| WB | 布施谷翔、髙橋馨希 | 新保海鈴、村田透馬 |
| 中央 | 谷本駿介、竹中元汰 | 髙江麗央、小倉陽太 |
| 前線 | 國武勇斗、吉平翼、古川真人 | 千葉寛汰、島村拓弥、ジョアン・パウロ |
確認元:Fomelabo、Jリーグ公式。2026年9月24日確認。正式XI発表前。
富山では、攻撃CBPトップのチョン・ウヨンと、チーム最多3得点のキム・テウォンが先発外予想です。ただし、同じ先発構成だった前節山形戦を2-0で勝ち、キム・テウォンは途中出場から先制点を記録しました。
つまり先発だけを見ると少し攻撃機能が落ちる可能性はあるものの、ベンチからゲームメイクや得点力を追加できる構成でもあります。
横浜FCはルキアンの欠場情報があり、直近もメンバー外。ルキアン不在なら高さ、ポストプレー、ロングボールを収める役割は変わります。ただ、島村、ジョアン・パウロ、千葉で前線を組み、さらにアダイウトンを途中投入できる。アダイウトンは今季3得点で、前節今治戦では90+1分に決勝点を挙げています。
なので僕は、ルキアン不在をそのまま「横浜FCの攻撃力が大幅低下」とは見ていません。役割は変わりますが、別の形で得点を作れる選手はいます。
終盤15分は両チームとも交代カードが効く
この試合は前半だけでなく、75分以降も重要です。
富山は今季、今治戦で76分に國武、83分に吉平が得点。山形戦でも87分に湯之前が追加点を奪っています。キム・テウォンも前節は途中出場で先制点。
横浜FCも、前節今治戦でアダイウトンが90+1分に決勝点。一方で山形戦では80分、88分に失点し、いわき戦でも80分に追加失点しています。
これを見ると、「ベンチの強さはどちらか一方」とは言い切れません。
富山は押し込みを継続して終盤に点を追加するルートがある。横浜FCはアダイウトンという一発の強いカードがある。ただし横浜FCは終盤に守備が崩れた試合もある。
70分まで同点なら、そこから交代でどちらが試合のテンポを変えるかが大きな観戦ポイントになります。
ホーム・アウェー成績は横浜FCに気になる数字。ただし3試合だけ
ホーム/アウェーの序盤成績には、横浜FCの気になる数字があります。
| 区分 | 富山 | 横浜FC |
|---|---|---|
| ホーム | 1勝1分1敗、2.0得点、1.0失点 | 3勝1分0敗、3.0得点、1.0失点 |
| アウェー | 3勝0分1敗、1.8得点、0.5失点 | 1勝0分2敗、0.3得点、1.3失点 |
出典:Football LAB第8節プレビュー。富山ホーム3試合、横浜FCアウェー3試合の小標本。
横浜FCはアウェー3試合で平均0.3得点。山形、いわきとのアウェー戦では合計39本のシュートを打ちながら、どちらも0-2で敗れています。
ただし、これはまだ3試合です。僕は「横浜FCはアウェーに弱い」と固定的には扱っていません。
重要なのは、シュート量を作ってもアウェーで得点化できなかった試合がすでに複数あること。今回も富山の被機会抑制が機能すると、横浜FCがボールやシュートを持ってもスコアが動かない可能性があります。
3つの試合世界線。先制した側がかなり有利になりやすい
今季7試合という小標本ですが、両チームには共通したゲームステートがあります。
先制した試合は、どちらも4戦4勝。
このため、今回の38%・27%・35%という拮抗予想でも、試合中に先制点が入った瞬間、構造はかなり変わると見ています。
| 世界線 | 起こりやすい構造 | 予想上の意味 |
|---|---|---|
| 0-0継続 | 富山が押し込むが決め切れず、市川が均衡維持 | 0と2が残る |
| 富山先制 | 横浜FCが前へ出てWB裏が空き、富山の追加攻撃が増える | 1が強まる |
| 横浜FC先制 | 富山WBがさらに高くなり、その背後を横浜FCが使える | 2が強まる |
富山は先制した4試合をすべて勝ち、4試合中3試合で追加点も取っています。1点を取った後に相手が前へ出れば、押し込み型の富山にとってスペースが増えるためです。
横浜FCも先制した4試合はすべて勝利。今治戦では一度追いつかれても90+1分に勝ち越しています。
だから僕は、この試合を「ずっと五分五分のまま90分進む」とは見ていません。試合前は拮抗しているけれど、先制点によって一気に片側へ傾きやすいカードです。
引き分け27%を残した理由
最終予想では引き分けを27%にしています。1位ではありませんが、切りやすい数字でもありません。
引き分けを残した理由は、富山の攻撃量と得点効率のギャップです。
富山はPAへ入る、シュートを打つ、押し込むところまでは強い。一方で決定率7.9%。そこに市川のセーブ力が重なると、富山優勢でも0-0が続く構造があります。
また、両チームのxGは1.891対1.904とほぼ同じ。試合前の攻撃期待値だけなら極端な差はありません。
ただし、引き分けを本線まで上げなかったのは、両チームとも得点経路が複数あり、先制後の勝ち切り実績があるからです。セットプレーでもクロスでも試合を動かせるので、均衡はあるが、均衡が90分固定されるカードではないと考えています。
市場とtotoは横浜FC寄り。僕の予想とは少しズレている
市場については、主参照先のリアルタイム値を完全取得できなかったため、正式分析で凍結した代替スナップショットを使います。
市場オッズの代表値は富山2.60、引き分け3.40、横浜FC2.36。各オッズの逆数を取り、合計100%になるよう調整した比較用の市場確率は以下です。
| 結果 | 僕の予想 | 市場確率 | toto投票率 |
|---|---|---|---|
| 1 富山 | 38% | 34.89% | 34.59% |
| 0 引き分け | 27% | 26.68% | 23.83% |
| 2 横浜FC | 35% | 38.43% | 41.58% |
市場:代替スナップショット(SportyTrader / Stake)。toto投票率:スポーツくじ公式、2026年9月23日20:50時点。公式ページは情報凍結時に未更新。
ここで差を確認します。
僕の予想確率-toto投票率
- 1 富山:+3.41パーセントポイント
- 0 引き分け:+3.17パーセントポイント
- 2 横浜FC:-6.58パーセントポイント
僕の予想確率-市場確率
- 1 富山:+3.11パーセントポイント
- 0 引き分け:+0.32パーセントポイント
- 2 横浜FC:-3.43パーセントポイント
市場とtotoの両方は横浜FCを最上位にしています。僕の予想は逆に富山を3パーセントポイント差で1位にしています。
このズレを無視したわけではありません。むしろ信頼度をCにした理由の一つです。
それでも富山を上にしたのは、市場人気よりも、今季の押し込み量、被機会抑制、同型システムでのWB・中央の局面相性をわずかに重く見たからです。
一方で市場側が正しければ、横浜FCの中長期地力、決定効率、セットプレー、市川のセーブ力が僕の内部評価以上に効くことになります。試合後にはかなり重要な答え合わせポイントです。
この予想が外れるなら、横浜FCが「富山の優勢」をスコアで無効化する形
僕の本命は富山ですが、外れるシナリオはかなり具体的にあります。
一番怖いのは、富山が押し込んでいるのに点が入らないまま、横浜FCが先にセットプレーかトランジションで得点する展開です。
たとえば富山が前半に10本近くシュートを打つ。PA周辺まで何度も入る。でも市川に止められる、枠を外す、クロスが3CBに処理される。0-0で時間が進む。
その中で横浜FCがCKやFKを得て先制する。すると富山はWBをさらに高く出さざるを得ず、新保や島村らがその背後を使えるようになる。
この形になると、富山の「押し込みが強い」という長所が、そのまま「後ろにスペースを残す」という弱点へ反転します。
もう一つは、富山の5失点という守備結果が今回平均方向へ戻るケースです。被xGは1.048なので、毎試合0~1失点に抑え続ける保証はありません。横浜FCはxG1.904を作れているため、富山が普段より1本多く決定機を許しただけでも2側が大きく上がります。
つまり、この予想が外れるなら「横浜FCがずっと試合を支配する」よりも、富山の局面優位を耐え、別の得点経路で先にスコアを取る形を想定しています。
開始15分で確認したい3つのポイント
僕なら試合開始から15分は、シュート数より次の3点を見ます。
1つ目は、富山の髙橋・布施谷がどこまで高い位置を取れているか。横浜FCのWBを自陣へ押し込めていれば、富山の想定した試合になっています。
2つ目は、横浜FCの新保が前向きにボールを持てているか。新保が富山の右WB背後で受ける回数が多ければ、富山本命にとって危険なサインです。
3つ目は、市川のロング配球が富山の前線圧力を越えているか。富山が前から行っても、市川から簡単に中盤を飛ばされているなら、富山の押し込みを安定して続けられません。
数字だけを追うならシュート21.7本は魅力的ですが、僕が試合中に一番見たいのは、そのシュート数を生む前段階の「陣地」がどちらにあるかです。
僕が一番見たいところは髙橋馨希と新保海鈴の押し合い
この試合で僕が一番見たいのは、富山の髙橋馨希と横浜FCの新保海鈴、両サイドの主導権争いです。
富山は髙橋を高い位置へ出せれば、クロスやPA進入を増やせるだけでなく、新保を守備に回せます。横浜FCから見ると、新保を前向きに出せれば富山WBの背後を使える。
両者は単なるサイドの1対1ではなく、チーム全体の重心を決める存在です。
試合後に答え合わせしたい仮説はこれです。
「富山が新保を低い位置へ押し込み、中盤でセカンドボールを回収できた時間が長ければ、富山は横浜FCより多くのシュートとPA進入を作る。逆に新保が髙橋の背後で前向きに受ける回数が増えれば、横浜FCの決定機が増える」
この仮説がどちらに転ぶかで、今回の38%と35%のわずかな差の意味が見えてくると思います。
最終予想まとめ
最後に予想を整理します。
| 項目 | 最終判断 |
|---|---|
| 1 富山勝ち | 38% |
| 0 引き分け | 27% |
| 2 横浜FC勝ち | 35% |
| 本命 | 1 富山 |
| 信頼度 | C |
| 最大の根拠 | 富山のPA進入・押し込み量と被機会抑制 |
| 最大の反証 | 富山の低決定効率+横浜FCのセットプレー |
| 最重要観戦ポイント | 富山WBが新保を押し下げられるか |
本命は富山ですが、1位と2位の差はわずか3パーセントポイントです。
僕は、富山が試合を押し込む時間は作りやすいと見ています。ただ、その量を得点へ変えられなければ、市川のセーブ、セットプレー、富山WB背後という横浜FCの反撃ルートが生きてきます。
「富山が押し込むか」ではなく、「富山の押し込みがスコアになるか」。ここが第1656回toto No.2で一番重要なポイントです。





