今回の13試合を見て最初に感じたのは、強い本命をずらっと並べられる回ではないということです。
僕が比較的信頼しているのは、広島とFC東京。反対に、岡山対神戸、札幌対秋田、大分対新潟は、どの結果が来ても大きな驚きはありません。
今回大事なのは、「一番確率が高いチームを選ぶこと」だけではなく、その本命をどこまで信じていいのかを試合ごとに分けて考えることだと思っています。
僕は本命がある試合でも、残りの確率が大きければ簡単な試合とは考えません。43%が一番高いなら本命ではありますが、逆に言えば57%は別の結果です。
その意味で、第1663回は「本命探し」以上に、危ない本命を見抜くことがポイントになりそうです。
まずは13試合の予想一覧
1はホーム勝ち、0は引き分け、2はアウェー勝ちです。
| No. | カード | 1 | 0 | 2 | 僕の見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 清水 vs G大阪 | 43% | 25% | 32% | 清水寄り |
| 2 | 千葉 vs 横浜FM | 32% | 26% | 42% | 横浜FM寄り |
| 3 | 東京V vs FC東京 | 22% | 25% | 53% | FC東京 |
| 4 | C大阪 vs 川崎F | 26% | 23% | 51% | 川崎F |
| 5 | 鹿島 vs 長崎 | 49% | 25% | 26% | 鹿島 |
| 6 | 広島 vs 京都 | 63% | 21% | 16% | 広島 |
| 7 | 水戸 vs 浦和 | 34% | 26% | 40% | 浦和寄り |
| 8 | 岡山 vs 神戸 | 37% | 30% | 33% | ほぼ三つ巴 |
| 9 | 町田 vs 福岡 | 43% | 26% | 31% | 町田寄り |
| 10 | 柏 vs 名古屋 | 43% | 25% | 32% | 柏寄り |
| 11 | 札幌 vs 秋田 | 38% | 27% | 35% | ほぼ三つ巴 |
| 12 | 大分 vs 新潟 | 38% | 28% | 34% | ほぼ三つ巴 |
| 13 | 今治 vs 八戸 | 41% | 25% | 34% | 今治寄り |
一覧を見ると、今回の特徴はかなりはっきりしています。
広島だけは63%まで上がっていますが、それ以外は50%前後か、それ以下。特にNo.8、No.11、No.12は1位と2位の差が小さく、単純に「本命だから」で片づけにくいカードです。
僕が一番信頼しているのは広島
広島対京都は、
広島63%、引き分け21%、京都16%。
今回の13試合では、もっとも方向を取りやすいカードだと見ています。
理由は、単に広島の数字が高いからではありません。広島は攻撃を作る力だけでなく、相手に与える決定機を抑える面でも京都より安定しており、試合を押し込む形を作りやすいと考えています。
特に広島が先制したときは、そのまま相手を押し下げて試合を管理する流れに入りやすい。市場の見方も、一般のtoto投票も広島支持が強く、僕の予想と方向は一致しています。
ただし、簡単な試合とまでは言い切りません。
京都が狙えるとすれば、広島が前へ出たあとのスペースです。広島のウイングバックの背後や最終ライン脇へ速く運べれば、京都にもカウンターからチャンスはあります。
さらに広島は日程面の負荷もあるため、終盤にプレッシングの強度が落ちるようなら、21%ある引き分けが現実味を増してきます。
それでも、13試合の中で一つ選ぶなら、僕はここをもっとも信頼します。
FC東京も比較的素直に見たい
東京V対FC東京は、
東京V22%、引き分け25%、FC東京53%。
広島ほどではありませんが、今回では比較的はっきりアウェー側へ寄ったカードです。
もちろん53%なので圧倒的ではありません。引き分けと東京V勝ちを合わせれば47%あります。
それでも今回のように40%前後の本命が多い中で、50%を超えていること自体は大きい。僕はFC東京を素直に上に取ります。
川崎Fと鹿島も本命。ただし強さは一段下
C大阪対川崎Fは、川崎Fが51%。鹿島対長崎は鹿島が49%です。
この2試合も本命方向は比較的分かりやすい一方で、広島ほどの安心感はありません。
特に鹿島は49%なので、本命ではあっても半分を超えていません。引き分け25%、長崎26%と残りがきれいに分かれており、鹿島を上に見ることと、鹿島で決まると強く言うことは別です。
僕はこのあたりから、「本命はあるけれど慎重に見たい」というゾーンに入ります。
今回もっとも難しい3カード
ここからが、第1663回で一番大事なところです。
岡山 vs 神戸は、ほぼ何でもある
僕の予想は、
岡山37%、引き分け30%、神戸33%。
1位から3位まで、わずか7ポイントの中に収まっています。
数字だけ見ても三つ巴ですし、この試合は市場の見方と僕の予想もきれいには揃っていません。
僕は岡山をわずかに上に置きました。ただ、37%を「岡山優勢」と強く表現するつもりはありません。神戸勝ちも33%、引き分けも30%あります。
このカードで大切なのは、開始直後からどちらが自分のテンポに持ち込めるかです。
岡山が自分たちの形で前進できるのか。それとも神戸が試合の主導権を握るのか。どちらにも流れが傾かないまま時間が進めば、30%ある引き分けがどんどん存在感を増してきます。
今回の13試合で、僕がもっとも簡単に決めたくないカードです。
札幌 vs 秋田は「札幌本命」という言葉に注意したい
札幌対秋田は、
札幌38%、引き分け27%、秋田35%。
1位と2位の差はわずか3ポイントです。
一応、僕の本命は札幌。ただし「札幌が上」と言うより、ほぼ互角の中で札幌を少しだけ上に置いたという表現の方が実態に近いです。
市場や一般の投票ではアウェー側を評価する見方もあり、札幌を簡単に押し切れるカードではありません。
札幌が自分たちの攻撃を押し出せる時間を長く作れるのか。それとも秋田の得意な形に試合を寄せられるのか。ここは結果だけではなく、試合の主導権がどちらへ流れるかを見たいです。
大分 vs 新潟も差はほとんどない
大分対新潟は、
大分38%、引き分け28%、新潟34%。
こちらも大分を一番上にしていますが、差は4ポイント。
札幌対秋田と同じく、「本命」という言葉が少し強すぎるカードです。
僕の見方は大分寄り。ただ、新潟勝ちも十分にあるし、引き分けも28%残っています。
こういう試合は、どちらか一方の強みだけを見ると判断を誤りやすい。90分全体でどちらが優位かより、先制点がどちらに入るかで試合の景色が大きく変わるタイプとして見ています。
本命はある。でも安心できない6試合
今回、40%前後で本命になっているカードがかなりあります。
清水43%、横浜FM42%、浦和40%、町田43%、柏43%、今治41%。
このあたりは、僕の中でも「一番高い方向」はあります。
ただし、ここで気をつけたいのが、本命と信頼度は同じではないことです。
例えば清水対G大阪は清水43%ですが、G大阪も32%あります。町田対福岡も町田43%ですが、福岡31%、引き分け26%です。
一番高い数字が40%台ということは、どの試合も残りの可能性がかなり大きい。
この6試合を全部「本命だから大丈夫」と見てしまうのが、今回一番危ない考え方だと思っています。
町田 vs 福岡は一般人気との温度差が面白い
町田対福岡は、
町田43%、引き分け26%、福岡31%。
僕も町田を本命にしています。
ただ、一般のtoto投票では町田支持がかなり強く、市場も町田優勢です。方向は同じでも、僕はそこまで一方的な試合には見ていません。
町田には地力と攻撃面の優位があります。一方で、決定力が数字以上に上振れている可能性や、福岡のカウンター、直前の試合負荷は気になります。
特に福岡が前線への速いボールから町田の背後を使える展開になれば、31%ある福岡勝ちが一気に現実的になります。
この試合は、
「町田が一番高い」と「町田がかなり堅い」を分けて考えたいカード
です。
清水、柏、今治も似たタイプ
清水対G大阪は清水43%、柏対名古屋は柏43%、今治対八戸は今治41%。
いずれも本命方向はホームですが、2番手との差が大きくありません。
こういうカードでは、僕はチーム名の印象や順位だけで強く寄せないようにしています。
本命は決める。でも、その本命が崩れる世界線も最初から残しておく。
今回の第1663回では、この感覚がかなり重要です。
市場と一般人気は、予想の答えではなく「ズレを見る材料」
僕は市場やtoto投票率を、そのまま予想に置き換えることはしません。
むしろ面白いのは、自分の予想とどこが違うかです。
広島対京都のように、僕の予想、市場、一般人気が同じ方向を向いているカードもあります。
一方で岡山対神戸のように、僕の予想では岡山をわずかに上に置きながら、市場では神戸側を評価する見方が強いカードもあります。
町田対福岡のように、方向は同じでも「どれくらい強く支持するか」が違う試合もあります。
こうしたズレは、どちらが正しいかを決めるためではなく、自分が見落としている試合の別の顔を確認する材料として使うのがいいと思っています。
今回の罠は「本命=読みやすい」と思うこと
今回の13試合で、僕が一番警戒しているのはこれです。
本命は必ずあります。
でも、本命があることと、その試合が読みやすいことは同じではありません。
町田43%、柏43%、清水43%。
どれも一番高い方向は明確です。ただ、半分以上は別の結果に残っています。
逆に広島63%は、今回では明らかに一段違う。
だから僕は、13試合を同じ強さで並べず、
- 比較的信頼できる
- 本命はあるが慎重
- ほぼ三つ巴
に分けて考えています。
この差を無視しないことが、第1663回を読むうえで一番大切だと思います。
僕の第1663回の整理
比較的信頼
- 広島
- FC東京
やや優勢
- 川崎F
- 鹿島
本命はあるが慎重
- 清水
- 横浜FM
- 浦和
- 町田
- 柏
- 今治
ほぼ三つ巴
- 岡山 vs 神戸
- 札幌 vs 秋田
- 大分 vs 新潟
僕が一番見たいところ
今回、僕が一番見たいのは岡山対神戸です。
岡山37%、神戸33%、引き分け30%。
ここまで割れていると、試合前の数字だけでどちらかに自信を持つのは難しいです。
だからこそ、開始15~20分を見たい。
岡山が自分たちの形で前進できているのか。神戸が押し返して主導権を握っているのか。それとも互いに決め手を欠いたまま、引き分けの時間が積み上がっていくのか。
このカードは、試合が始まってから見える情報がかなり大きいと思っています。
試合後に答え合わせしたい仮説
今回の僕の仮説は、
「本命確率が40%前後の試合では、本命方向そのものより、2番手・3番手をどれだけ警戒できたかが第1663回全体の結果を左右する」
です。
広島のような強い本命がそのまま来るのか。
それとも、40%前後の本命が並ぶ試合で2番手や引き分けがどれだけ出るのか。
僕はそこを試合後に一番確認したいです。
今回の第1663回は、本命をたくさん作る回ではなく、本命を信じていい試合と、簡単に決めてはいけない試合を分ける回だと見ています。





