第1669回totoで、僕が一番考えたいのは「シュートを多く打てるチームが、今回も勝利に近いのか」という問題だ。
11月3日(火・祝)のモンテディオ山形対徳島ヴォルティス。ホームの山形は、シーズンの掲載指標では徳島より多くシュートを放ち、ゴール期待値も上回っている。普通なら、その差を山形の追い風と受け止めたくなる。しかし直近のホーム3試合を振り返ると、山形は3連敗、しかも3試合とも無得点。チャンスを作る力と、実際に得点を奪う力の間に、見逃せない隔たりがある。
逆に徳島は、攻撃の指標だけなら山形ほど目立たない。それでも最近のアウェー戦では仙台に0-0、藤枝に1-0と結果を残し、セットプレーから得点する経路も持っている。山形が何度も攻めながら得点できなければ、徳島の一度のセットプレーで試合の空気が変わるかもしれない。
だから、この試合の中心にあるのは単純な攻撃力比べではない。山形が作ったチャンスを決め切れるか。それとも徳島が山形の攻めあぐねる時間を生かし、少ない機会で先に仕留めるか。 そのせめぎ合いがtotoの「1」「2」「0」を分けると僕は見ている。
試合の基本情報と、勝点差1の現在地
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| toto | 第1669回・指定試合番号4 |
| 対戦 | モンテディオ山形(ホーム)対 徳島ヴォルティス(アウェー) |
| 大会 | 2026/27明治安田J2リーグ 第15節 |
| 日時 | 2026年11月3日(火・祝)14:00 |
| 会場 | NDソフトスタジアム山形 |
日程と会場はJリーグ公式の日程に掲載されている。ここで扱う「今季」は2026年8月に始まった2026/27シーズンのJ2であり、2025年のJ2や2026年春の特別大会とは別だ。Jリーグの大会概要でも、今季が20チーム・38節のホーム&アウェー方式であることを確認できる。
第14節終了時点の比較は、次のとおりだ。
| 2026/27 J2・14試合終了時点 | 山形 | 徳島 |
|---|---|---|
| 順位 | 16位 | 14位 |
| 勝点 | 16 | 17 |
| 勝敗 | 5勝1分8敗 | 5勝2分7敗 |
| 得点 | 13 | 11 |
| 失点 | 14 | 14 |
| 今回に関係する会場別成績 | ホーム:3勝0分5敗 | アウェー:2勝1分4敗 |
| 今回に関係する会場別平均得点 | ホーム:0.9 | アウェー:0.7 |
| 今回に関係する会場別平均失点 | ホーム:1.1 | アウェー:1.4 |
出典:Football LAB・山形対徳島プレビュー、山形のチーム情報、徳島のチーム情報。平均値は掲載された小数第1位までの値をそのまま用いている。
勝点はわずか1差。14試合の総失点は同じ14点。山形の方が2点多く取っているのに、順位では徳島が上にいる。リーグの表だけを眺めれば互角と言いたくなるが、どちらがどんな場面で点を取り、どこで苦しんできたかまで見ると、違う景色が出てくる。
特に、今回は「山形のホーム」と「徳島のアウェー」という条件が重要だ。山形は本拠地で8試合を戦い、勝利より敗戦の方が多い。一方の徳島も敵地で7試合中4敗、平均得点0.7と決して強気になれる数字ではない。ホームだから山形が安泰とも、徳島が遠征に出れば必ず苦戦するとも言えない。 むしろ双方の弱点がぶつかる試合だ。
山形はなぜシュートを打てるのに、ホームで点が取れないのか
Football LABに掲載された今季の指標を見ると、山形には興味深い特徴がある。
| 1試合平均などの掲載指標 | 山形 | 徳島 |
|---|---|---|
| ゴール期待値(xG) | 1.285 | 0.889 |
| シュート | 14.4本 | 11.5本 |
| チャンス構築率 | 13.4% | 10.2% |
| 攻撃回数 | 107.4回 | 112.1回 |
| シュート成功率 | 5.9% | 6.7% |
出典:Football LAB・対戦プレビュー。チャンス構築率は攻撃回数からシュートへ結び付いた割合を読む指標。xGはシュートの状況などから得点の可能性を評価する統計で、実際の得点や今回の予測スコアではない。
山形は攻撃回数では徳島より少ない。それなのにシュート数とチャンス構築率では上回っている。攻撃を始める回数の多さだけではなく、始めた攻撃をシュートで終えられるかどうかに特徴があると僕は考える。攻撃回数が少ないから前へ進めない、という単純なチーム像では説明しにくい。
ただし、ここで数字の見方を一段深めたい。山形のシュート成功率は5.9%。掲載上のJ2順位でも20位という低さだ。シュートを打てることと、相手GKを破れることは別。ゴールから距離のある位置で打たされたシュート、守備者が正面にいる状態で放ったシュート、逆に守備の間を通って好位置から打てたシュートは、同じ「1本」でも意味が違う。
このデータだけで山形がいつも遠距離から打っているとは断定できない。シュート位置の詳細を個別に確認できていないからだ。しかし、「本数の優位が得点に変わらなかったのはなぜか」を試合で見るべきだという問いは十分に立てられる。
その問いを重くするのが、最近のホームでの結果だ。10月11日の仙台戦は0-1、21日の札幌戦は0-2、25日の宮崎戦も0-2。NDスタで3試合続けてゴールを奪えていない。しかも3試合で計5失点している。シーズン全体の攻撃指標に優位があっても、本拠地で同じ課題が続いているなら、山形勝利を無条件には選べない。
僕が見るポイントは、山形がシュートへ到達した直前のプレーだ。相手守備の形を動かし、前向きの選手に渡せているのか。シュートを打つ選手の周囲に、こぼれ球を拾える味方がいるのか。複数の選択肢を残したまま最終局面へ入れているのか。数字を上げるためのシュートではなく、徳島にとって守りにくいシュートを作れるかが大切だと思う。
徳島はどう守り、どこから山形の弱点を突けるか
山形の攻撃が優位なら、徳島はひたすら耐えるしかないのだろうか。僕はそうは考えない。
守備側の指標を比べると、山形の平均被シュートが16.4本なのに対し、徳島は13.5本。平均被xGも山形1.396、徳島1.285だ。同じ掲載元の同じ大会における比較では、山形は相手にシュートを許す量が多く、徳島はそれより少ない。徳島が山形のすべての攻撃を止められるという意味ではないが、山形が攻め続ければ必ず優位が積み上がる、とも言えない。
そして徳島の攻撃には、山形との対戦で見逃せない経路がある。Football LABの得点パターン分類で、徳島はセットプレーから4得点。山形の失点パターン分類でもセットプレーから4失点となっている。両チームの数字は同サイトの分類だが、分類合計はリーグ全得失点の合計と完全に一致するとは限らない。ここではセットプレーに関係する経路が双方に記録されている、と読むのが適切だ。得点・失点パターン:Football LAB。
つまり、徳島が流れの中で山形ほど多くシュートを打てなくても、コーナーキックやフリーキックをきっかけに得点を狙う道はある。山形が押し込んでいたとしても、クリアしきれなかったボールや、守備に切り替わる場面で与えたセットプレーが危険につながることはあり得る。
ここで強調したいのは、徳島のセットプレーが必ず決まるという話ではないことだ。実際のキッカー、ターゲット、マークの組み合わせ、相手陣でのセットプレー獲得数は、この試合について確定できていない。僕が注目するのは**「徳島が自分たちの得点経路を作れる局面を、山形がどのくらい与えてしまうか」**という関係だ。
流れの中でも、山形の攻撃が終わった直後には注目したい。山形の被シュートの多さは確認できるが、それがすべてカウンターから生まれたと示すデータはない。それでも山形が前に人数を使った場面で徳島がボールを奪えたなら、戻り切っていない位置へ運ぶことは一つの選択肢になる。徳島にとっては、数少ない攻撃を慌てて終わらせず、相手の守備が整う前に前進できるかがポイントになるだろう。
逆に山形が攻撃を失敗しても素早く守備の位置を整え、セットプレーを安易に与えなければ、徳島の反撃の道は狭まる。山形の攻撃力と守備の脆さは、別々の話ではなく、攻撃が終わる瞬間につながっている。 僕はそこがこのカードの面白さだと感じる。
直近5試合が示す「どちらも得点しきれていない」という共通点
シーズン平均だけでは見えにくい現在の停滞は、10月の試合結果に表れている。
山形:4試合連続無得点から、八戸戦で逆転勝利
| 日付 | 対戦相手 | H/A | 山形から見たスコア |
|---|---|---|---|
| 10月11日 | 仙台 | H | 0-1(敗) |
| 10月17日 | 藤枝 | A | 0-0(分) |
| 10月21日 | 札幌 | H | 0-2(敗) |
| 10月25日 | 宮崎 | H | 0-2(敗) |
| 10月31日 | 八戸 | A | 2-1(勝) |
山形は5試合で1勝1分3敗、2得点6失点。ここで重要なのは、2得点が最後の八戸戦に集中している点だ。仙台、藤枝、札幌、宮崎との4試合では得点できず、終わりの見えない無得点の流れがあった。
それを断ち切ったのが10月31日の八戸戦。前半24分に先制されながら、後半26分に高橋潤哉が同点ゴール、後半34分には途中出場の川名連介が逆転ゴールを挙げ、2-1で勝った。Football LAB・八戸戦レポート。
この勝利をどう見るか。僕は「山形の得点力が完全に戻った」とまでは言わない。ただ、相手に先制された後も得点へ結び付け、さらに途中出場選手が結果を出したという事実は、直前の好材料になる。今回の徳島戦でも、思いどおりに得点できない時間をどう乗り越えるかが問われる。八戸戦は、山形に試合の途中から流れを変える余地があると示した一例だ。
徳島:仙台・藤枝への遠征では失点ゼロ
| 日付 | 対戦相手 | H/A | 徳島から見たスコア |
|---|---|---|---|
| 10月10日 | 今治 | H | 1-2(敗) |
| 10月17日 | 仙台 | A | 0-0(分) |
| 10月21日 | 八戸 | H | 0-1(敗) |
| 10月24日 | 藤枝 | A | 1-0(勝) |
| 10月31日 | 横浜FC | H | 0-1(敗) |
徳島も5試合で1勝1分3敗、2得点4失点。得点力が停滞している点は山形と同じだが、近いアウェー2試合を0-0、1-0と無失点で終えている。ここを山形のホーム3試合連続無得点と重ねると、徳島が試合を締める展開にも現実味がある。
前節10月31日の横浜FC戦は0-1で敗れた。後半38分に決勝点を奪われたというレポートは、0-0のまま終盤を迎えても、一つのプレーで勝点が変わることを示す。Football LAB・横浜FC戦レポート。徳島はこの試合でモヨ、ルーカス バルセロス、ローレンス デイビッドらを途中投入しているが、それが今回も同じ順番になるとは限らない。
直近5試合の合計得点が両チームとも2点なら、引き分けを最優先にしたくなる読者もいるはずだ。ただ、得点が少ないことと、引き分けが多いことは違う。山形の今季14試合での引き分けは1、徳島は2。実際には1点差で勝敗がつく試合も積み重ねている。点が入りにくそうだから「0」と決めるのは早いと僕は考える。
勝負の核心は、山形の左から中央へ届くボールと、その後の守備
山形が得点できるかという問いを、もう少しプレーの形まで近づけてみる。
Football LABのチームスタイル指数では、山形の左サイド攻撃が52、中央攻撃が47。徳島は左サイド攻撃31、中央攻撃52と掲載されている。対戦プレビュー。この数値はサイト独自の指数であり、攻撃割合やシュート成功率を表す「52%」「47%」ではない。指数から特定のパス経路や選手の配置を確定することもできない。
それでも、山形が左側から相手を動かし、中央の選手へどのようにボールを渡すかを観戦の焦点にする理由にはなる。10月31日の八戸戦では、杉井颯、土居聖真、中村亮太朗、寺山翼、高橋潤哉らが先発した。これは前節の起用実績であって、徳島戦の先発予告ではない。だが、実際に起用された選手たちがどの位置で相手を動かしたのか、前節の得点者へどう供給するのかは興味深い。山形・八戸戦レポート。
山形のシーズンサマリーでは、杉井颯がアシスト2、中村亮太朗が攻撃CBPでチーム上位と掲載される。攻撃CBPはプレーの攻撃貢献を評価するサイト独自の指標で、パス本数や得点確率そのものではない。数字だけで誰が決定機を作るかまでは言い切れないが、山形の攻撃を前へ進める選手とフィニッシュを担う選手の関係を見たい。Football LAB・山形。
僕が想像する山形の好ましい攻撃は、サイドで相手の守備者を動かし、中央へ入る前にパスの選択肢を増やす形だ。これならシュート数だけでなく、打つ場所や姿勢を改善できるかもしれない。逆に徳島が中央のスペースを消し、山形に難しい角度からのシュートを選ばせ続けるなら、山形の平均14.4本という強みは得点につながりにくくなる。
徳島の直近横浜FC戦では、田中隼人、山田奈央、山越康平、高木友也らが守備陣として先発している。今回も同じ組み合わせとは限らないが、仮に同様の選手が出場すれば、山形の前線に向けたパスへの対応や、ゴール前への侵入をどこで止めるかが注目点になる。Football LAB・徳島の前節。
そして徳島がボールを奪えば、次は山形が自分たちの攻撃に使ったスペースを守る番になる。サイドから中央へ進む山形の攻撃と、ボールが逆方向へ動き始める瞬間をひと続きの勝負として見たい。ここで山形が整っていれば、再び攻める時間を作れる。乱れれば、徳島に反撃のきっかけを渡すことになるだろう。
選手起用と連戦は、両者の準備をどう変えるか
山形は2026/27シーズンの主将に土居聖真、副主将に西村慧祐と寺山翼を任命している。山形公式・主将発表。一方、徳島は岩尾憲を主将に、山田奈央、鹿沼直生、トニー アンデルソン、渡大生を副主将に任命した。徳島公式・主将発表。こうした役割はチーム内のリーダーシップを知る材料にはなるが、出場時間や特定のプレーの優劣を自動的に決めるものではない。
徳島の吉本岳史監督は就任時、選手の強みを引き出し、攻守でアグレッシブに戦う方向性を示している。徳島公式・監督就任発表。これは就任当時の方針として受け止めたい。現在の試合でプレスを何回成功させているか、その頻度を示す統計ではないからだ。
起用を考えるうえで重要なのは日程だ。両チームは10月31日に前節を戦い、11月3日の対戦まで中2日。さらに11月7日には、山形がアウェーでいわき、徳島がホームで宮崎と戦う予定になっている。山形公式日程、徳島公式日程。準備の短さは共通しているが、どの選手の疲労が大きいか、どちらが有利かをこの日程だけで断定はできない。
山形の前節では川名連介が途中出場から得点し、徳島の前節でも複数の選手が交代出場した。連戦で重要なのは、単に何人替えるかではなく、変えた選手がその時の試合の問題をどう解決するかだと僕は思う。山形が得点できないなら攻撃の選択肢を変える交代が有効かもしれないし、徳島がリードを奪ったなら守備の位置を保つ交代が必要になるかもしれない。
負傷情報には慎重さが必要だ。山形公式には西村慧祐の6月の負傷発表と、氣田亮真の5月の負傷発表がある。また徳島公式は青木駿人の1月時点の手術予定を公表している。山形・西村の発表、山形・氣田の発表、徳島・青木の発表。いずれも過去の発表であり、11月3日に誰が欠場するかを確定する情報ではない。試合当日の先発とベンチの顔ぶれは、公式メンバー発表を見て初めて判断できる。
先制点はどうやって生まれるか――三つの展開を考える
僕が山形を一歩上に置く一方で、結果を簡単に決められないのは、先に点を取る側によって試合の難しさが大きく変わりそうだからだ。
山形が先に得点できた場合
山形が持ち味のチャンス構築を得点に結び付ければ、本命の「1」に近づく。徳島は追う立場となり、シーズン平均xG0.889という現状の攻撃指標以上の成果を求められる。ただし、山形は被シュートの多いチームでもある。先制できたとしても、守りに切り替わる場面の乱れや、セットプレーを許す場面が増えれば安心できない。リード後にも山形が相手の反撃を管理できるかを見たい。
無得点の時間が長く続いた場合
ホーム3試合連続無得点の山形と、直近5試合で2得点の徳島。互いにゴールを奪えず進む展開は十分考えられる。山形のシュートが増えても、徳島が中央を守り抜けば均衡は続く。徳島も攻撃を大きく増やせなければ、引き分けの可能性は残る。ただ、両者とも今季の引き分けが少ない。最後の一度の決定機が、引き分けではなく片方の勝利をもたらす可能性もある。
徳島がセットプレーなどで先行した場合
これは山形本命にとって最も嫌な展開の一つだ。山形が攻めている時間に得点できず、徳島が限られた機会を仕留めれば、山形はさらにリスクを取らなければならなくなる。そこから山形が八戸戦のように追い付けるか、徳島が仙台・藤枝とのアウェー戦のように失点を抑えられるかが勝負になる。山形のシュートが増えても、それが苦しい体勢からのものばかりなら、徳島の先制が大きな意味を持ちそうだ。
過去の直接対決にも小さな差で終わった試合はある。たとえばFootyStatsが掲載する2025年J2の対戦記録では、3月23日の山形対徳島が0-0、8月23日の徳島対山形が1-0だった。ただし、これは前年の別シーズンの結果だ。さらに、同サイトの過去19試合集計とFootball LABの通算38試合集計は対象範囲が異なる。過去の相性を今回の勝敗へそのまま置き換えず、いまの攻守の関係を優先したい。
僕のtoto最終予想――本命は「1」、しかし「2」が怖い
| 順位 | toto記号 | 結果 |
|---|---|---|
| 本命 | 1 | 山形勝利 |
| 対抗 | 2 | 徳島勝利 |
| 第3候補 | 0 | 引き分け |
判断の確からしさは「低〜中」。ホーム勝利を本命にしているが、強く言い切れる一戦ではない。
僕が山形勝利を先頭に置く理由は、まず同じFootball LABの今季指標で見たとき、シュート数・チャンス構築率・平均xGがいずれも山形優位だからだ。徳島も直近のアウェー2試合を無失点で終えているが、シーズンを通じたアウェー平均得点は0.7。山形がチャンスを得点へ変えられれば、徳島がその差を取り返すのは容易ではないと考える。そして山形は前節、八戸で先制されながら逆転した。苦しい流れから得点して勝ち切った直前の実績を、本命を支える小さな材料として加えた。
ただし対抗の徳島勝利は、単なる番狂わせの候補ではない。山形のホーム直近3試合は0得点・5失点。山形の平均被シュートは徳島より多い。徳島のセットプレー得点と山形のセットプレー失点は、試合の具体的な危険箇所として重なっている。山形が押しても得点できず、徳島が一度のセットプレーで先行する展開なら、僕の本命は崩れる。
引き分けを第3候補に置くのは、可能性が小さいと断定するからではない。両チームとも最近は得点に苦しみ、無得点の時間が長くなる展開は想像できる。一方で山形は14試合で1分、徳島は14試合で2分と、今季は引き分けが少ない。山形のホーム8試合にも引き分けがなく、徳島のアウェー7試合では1回だ。僅差であってもどちらかが勝つ結果を、引き分けより上に並べた。これは確認できる情報をもとにした僕の定性的な判断であり、数字で検証した確率の順位ではない。
試合で一番見たいのは「シュートの一つ前」
この試合を観るなら、僕は山形のシュート数そのものよりシュートの直前に徳島の守備がどう動かされていたかに注目したい。例えば、山形がサイドで相手を引き出して中央へ通したボールから、前向きで打てる場面を作れたか。シュートがブロックされても、次のボールを拾える位置に味方がいたか。反対に、徳島が中央を閉じ、山形に遠い場所や難しい角度から打たせ続けたか。
そしてシュートが終わった直後には、山形がどう守備へ戻るかを見たい。徳島が奪ったボールを前へ運べるか。セットプレーを得られる場所まで持ち込めるか。山形の攻撃が終わるたびに、徳島に新しい攻撃の入口が生まれるのか。この連続した動きが、今回の本命と対抗を分けると僕は考えている。
試合後には、次の問いで自分の予想を検証したい。山形は相手を崩した後のシュートを作れていたのか。それともシュート本数だけが積み上がり、徳島の守備に意図どおり打たされていたのか。 もし山形が良い位置から何度も打てていたのに得点できなかったなら、最後のプレーの精度や相手の好守にも目を向ける必要がある。逆に好位置からのシュート自体が少なければ、徳島が山形の強みを抑えた可能性が高まるだろう。
totoの記号を当てる楽しさだけでなく、なぜそういう結果になったのかを試合の中で確かめられる。このカードは、まさにその見方が面白いと思う。
まとめ――山形の「作る力」を信じるが、徳島の「仕留める道」も残る
山形は第14節終了時点で、徳島より多くシュートを放ち、チャンス構築率と平均xGでも上回る。直前の八戸戦では、先制された後に2得点して逆転勝ちした。僕が山形の「1」を本命に選ぶのは、その攻撃の土台と直前の成功例を重視したからだ。
一方で、山形は直近ホーム3試合連続無得点・3連敗。攻めても決められない時間は、徳島の守備とセットプレーにとって好機になり得る。徳島は今季の攻撃指標が高いわけではないが、最近のアウェー2試合を無失点で終えている。だから「2」は十分に警戒すべき対抗だ。互いにゴールが遠い展開なら「0」も残る。
僕の結論は、本命1(山形勝利)、対抗2(徳島勝利)、第3候補0(引き分け)。確からしさは低〜中。 山形がシュートの数を本当に得点へ変えられるか。その一方で、徳島が少ないチャンスをどんな形で試合の決定打へ変えるか。11月3日のNDスタでは、その二つの対照的な力に注目したい。
参考資料
- Jリーグ公式|2026年11月3日のJ2日程 — 開催日時、ホーム/アウェー、会場
- Football LAB|山形対徳島プレビュー — 2026/27 J2の順位、ホーム/アウェー成績、直近5試合、xG、シュート、得失点パターン、チームスタイル
- Football LAB|モンテディオ山形・徳島ヴォルティス — チーム・選手のシーズン表示
- Football LAB|山形の10月31日八戸戦・徳島の10月31日横浜FC戦 — 前節の試合経過と選手起用
- モンテディオ山形公式|主将・副主将の発表・2026/27試合日程 — 役割と日程
- 徳島ヴォルティス公式|主将・副主将の発表・監督就任発表・2026/27試合日程 — 体制、方針と日程
- Jリーグ Digital Data Book|J2大会概要 — 対象シーズンの大会方式
- FootyStats|山形対徳島の過去対戦 — 過去の別シーズンの対戦。Football LAB通算成績とは収録範囲が異なる





