toto第1663回のNo.10は、柏レイソル対名古屋グランパスです。
10月17日19時、三協フロンテア柏スタジアム。9試合を終えた時点で柏は7勝0分2敗の首位、名古屋は3勝0分6敗の15位。順位だけを見れば柏がかなり上にいます。
僕の最終予想も柏勝ちを一番上にしました。
1(柏勝ち)42.90%/0(引き分け)24.83%/2(名古屋勝ち)32.28%。本命は1、信頼度はCです。
ただし、このカードを「首位対15位だから柏でいい」と処理するつもりはありません。
柏の勝率は4割強で、名古屋勝ちも3割を超えています。しかも、もっとも出やすい単一スコアは1-1です。
つまり僕の見方は、柏優勢。ただし1固定を強く推せるほど一方的ではない、です。
この試合で一番見たいのは、柏の攻撃力そのものではありません。
柏が名古屋の高い守備ブロックを越えて、中央とハーフスペースからペナルティーエリアへ入れるか。
ここが勝敗の分岐点になりそうです。
まず両チームを一言で言うと
柏は、ボールを持ちながら複数のルートで前進し、相手陣内まで運んでから中央とサイドを使い分けるチームです。
2025年J1を2位で終えたあともリカルド ロドリゲス監督のスタイルを継続。今季も3バックをベースに、古賀太陽、中川敦瑛、小泉佳穂、久保藤次郎らが違う場所から前進を作れます。
名古屋は、ミハイロ ペトロヴィッチ監督の3バックを軸に、GKを含めて後ろからつなぎながら、高い位置で守備ブロックを作るチームです。
攻撃では左サイドの比重が高く、高嶺朋樹、稲垣祥、藤井陽也が後方と中盤の骨格。前では木村勇大、山岸祐也が基準点になります。
このカードは、単純な「柏が持つ、名古屋が引く」ではありません。
両チームともボールを持ちたいし、両チームとも前から奪いたい。
だからこそ、最初のプレスをどちらが外せるかが重要です。
僕が柏を本命にした理由
1. 攻撃の量とペナルティーエリア侵入で柏が上
今季9試合の1試合平均を見ると、柏はxGが1.580、名古屋は1.371。
xGは「シュートがどれくらい得点になりやすい位置・状況だったか」を表す目安です。
差はそこまで極端ではありません。
でも、そこに至るまでの攻撃量を見ると柏が上です。
| 指標 | 柏 | 名古屋 |
|---|---|---|
| xG | 1.580 | 1.371 |
| シュート | 15.4 | 12.9 |
| 枠内シュート | 6.0 | 3.8 |
| チャンス構築率 | 14.4% | 11.7% |
| 30mライン進入 | 55.6 | 49.4 |
| PA進入 | 20.1 | 14.9 |
| 保持率 | 57.3% | 55.7 |
| パス | 611.8 | 544.7 |
特に僕が重く見ているのはPA進入20.1対14.9です。
ボール保持率だけなら57.3%対55.7%で大差はありません。ところが、相手ゴールに近いエリアへ入る回数では柏が明確に上。
「持っているだけ」ではなく、危険な位置まで運べているのが柏です。
2. 名古屋は高い位置で守る。そこを越えた後が柏の狙い目
名古屋の守備で特徴的なのが、ハイブロックの指数70です。
前から完全に追い回すだけではなく、比較的高い位置に守備陣形を作り、そこで相手の前進を止めようとします。
一方、柏には、
- 自陣ポゼッション指数73
- 敵陣ポゼッション指数70
- ラインブレイクラン62
- ハイプレス59
- ミドルプレス59
- 中央攻撃のシュート到達率44.3%
があります。
名古屋が柏の最初の縦パスを止め続けられれば、柏の良さはかなり消えます。
でも柏が一度そこを越えると、今度は名古屋の中盤と3バックの間にスペースができます。
山内日向汰や小泉佳穂がその間に入り、藤尾翔太が3バックを中央へ固定し、久保藤次郎が右で幅を取る。
この形になれば、柏がPAへ入る回数を増やしやすい。
僕が今回もっとも大きいと見ているミスマッチはここです。
勝敗スイッチは「名古屋の最初の守備を柏が越えられるか」
試合が始まったら、まずここを見たいです。
柏の古賀、中川、小西あたりが、名古屋の前線と中盤の圧力を受けながらも前向きな選手へボールを届けられるか。
柏が後ろでボールを持つだけで、横パスや安全な外回しが増えるなら名古屋の守備が機能しています。
逆に、柏が名古屋の一列目を越えたあと、小泉や山内が前向きでボールを受ける場面が何度も出るなら柏ペースです。
僕の勝敗スイッチは「柏が名古屋の最初の守備を越えたあと、中央で前を向けるか」です。
一番危険なマッチアップは久保藤次郎のサイド
柏の久保藤次郎は、攻撃CBP22.21でチームトップ。
攻撃CBPは、ボールを前進させたりチャンスへ近づけたりした貢献を数値化した指標です。
今季のチャンスクリエイトも28、スプリントは149。柏の右サイドで攻撃の推進力になっています。
ただ、この久保の存在は柏の強みであると同時に、名古屋が狙える場所でもあります。
名古屋の攻撃は左サイド指数66。右サイド40に対してかなり偏っています。
つまりこのサイドでは、
柏が押し込めば久保が効く。柏が失えば久保の背後を名古屋が突ける。
という表裏一体の攻防になります。
名古屋が勝つなら、僕はこの形が一番現実的だと思っています。
柏の右でボールを奪う。素早く左へ運ぶ。木村と山岸が中央のDFを引きつける。そこからクロスか折り返し。
名古屋のクロスは1試合平均17.4本で、柏の15.9本より多いです。
柏がボールを持つ時間が長くても、名古屋にはこの一撃があります。
名古屋を切れないもう一つの理由はセットプレー
名古屋はリーグ9得点のうち、セットプレーから3得点。
割合にすると33.3%です。
柏はセットプレーからの得点が1。逆に失点では、セットプレーから2失点があります。
さらに名古屋は直近の川崎F戦で、森島司のCKから藤井陽也が得点しています。
オープンプレーで柏が押していても、CKやFKが一度入ればそれまでの内容とは関係なくスコアが動きます。
僕が名古屋勝ちを32.28%も残している理由の一つがここです。
柏が内容で上回ることと、名古屋が1本のセットプレーで先に得点することは両立します。
このカードを柏の一本勝負にしにくい理由です。
柏にも数字の「上振れ」がある
柏は9試合で21得点。
Football LABのオウンゴールを除く定義では1試合2.33得点に対して、xGは1.580です。
つまり、実得点はxGより1試合あたり+0.750多い。
得点/xGは1.475です。
瀬川祐輔はxG2.567に対して8得点。久保はxG1.850で3得点、小泉は0.828で3得点。
これは「決定力が高い」とも言えますが、今後も同じ比率で決まり続ける保証はありません。
一方の名古屋は逆です。
実得点0.89に対してxG1.371。差は-0.481で、得点/xGは0.649。
木村勇大はxG1.977で1得点、和泉竜司は1.610で0得点、稲垣祥は1.447で1得点、山岸祐也は1.255で1得点。
柏は入っている。名古屋は入っていない。
ここが平均方向へ戻るだけでも、見た目の得点力差は縮む可能性があります。
順位と実得点だけで柏を過大評価しない理由です。
守備では柏が上。でも直近は少し気になる
シーズン平均の被xGは、柏1.243、名古屋1.507。
被シュートも柏10.9、名古屋13.3。
Football LABの守備指標KAGIも柏56.5、名古屋50.4で、シーズン全体なら柏の守備が上です。
ただし柏の直近5試合を見ると、
- KAGI 56.5 → 51.2
- 被シュート 10.9 → 12.0
と守備面は少し落ちています。
その一方でシュートは15.4→16.8、チャンス構築率は14.4%→15.28%。
攻撃の量は上がっているけれど、相手にも撃たせる場面が増えています。
この傾向は、名古屋先制の世界線を考えるうえで無視できません。
直近5試合は柏3勝2敗、名古屋1勝4敗
柏の直近5試合は、
- C大阪 0-2
- 横浜FM 0-2
- 京都 3-2
- 町田 4-2
- 神戸 4-2
で3勝2敗、11得点10失点。
名古屋は、
- 広島 0-3
- 町田 1-3
- 長崎 0-2
- FC東京 0-1
- 川崎F 2-1
で1勝4敗、3得点10失点です。
ただし、ここは数字をそのまま使いたくありません。
名古屋の直近5試合は4試合がアウェーで、対戦相手の現在順位平均は6.2位。広島2位、町田3位、FC東京4位と上位との対戦が多い。
柏の直近5相手の平均順位は8.6位です。
なので「柏3勝、名古屋1勝だから差は大きい」と単純には考えていません。
それでも、名古屋の直近5でシュートがシーズン12.9本から11.0本、チャンス構築率も11.7%から10.14%に落ちている点は気になります。
ホームとアウェーの差も柏寄り
柏のホーム成績は4試合で3勝0分1敗。10得点7失点。
1試合平均2.50得点、1.75失点です。
名古屋のアウェーは5試合で1勝0分4敗。3得点9失点。
1試合平均0.60得点、1.80失点です。
H/A別のxGは同じ定義で全試合を揃えられなかったので、結果だけを強く使うつもりはありません。
それでも今回と同じ「柏ホーム、名古屋アウェー」という条件では、結果面は柏にかなり寄っています。
予想スタメン
正式発表前なので、あくまで事前予想です。
柏レイソル|3-4-2-1
- GK:若原智哉
- DF:杉岡大暉、古賀太陽、馬場晴也
- WB/MF:遠藤渓太、中川敦瑛、小西雄大、久保藤次郎
- 2列目:山内日向汰、小泉佳穂
- FW:藤尾翔太
予想ベンチ候補は、永井堅梧、三丸拡、原田亘、汰木康也、瀬川祐輔、戸嶋祥郎、原川力、弓場堅真、細谷真大。
直近のリーグ神戸戦とは予想11人が11人とも一致しています。
10月14日のACLでは大幅に入れ替えましたが、これは大会間のローテーションと見るのが自然です。
名古屋グランパス|3-4-1-2
- GK:シュミット ダニエル
- DF:高嶺朋樹、藤井陽也、原輝綺
- WB/MF:徳元悠平、森島司、稲垣祥、マテウス カストロ
- トップ下:内田宅哉
- FW:木村勇大、山岸祐也
直近リーグの川崎F戦とは8人が一致する予想です。
こちらも10月14日のカップ戦で大幅に入れ替えているので、直前の先発だけを見て混乱しない方がいいと思います。
欠場・復帰で気になるところ
柏では熊坂光希が左膝内側側副靱帯損傷。
今回の予想先発には入っていませんが、中盤の回収やローテーションの厚みには影響します。
名古屋では浅野雄也が右アキレス腱断裂で長期離脱中。
一方、小屋松知哉は長期離脱から実戦復帰を進め、10月14日のカップ戦で先発しています。
出場停止については、今回のカードで両チームに該当者は確認されていません。
GKは柏の方が読みにくい
柏のリーグ先発は小島亨介7試合、若原智哉2試合。
10月9日の神戸戦は若原が先発して71分に永井堅梧へ交代。10月14日のACLは永井が先発しています。
今回の予想GKは若原ですが、ここは正式発表まで少し不確実です。
名古屋はピサノ アレックス幸冬堀尾が6試合先発、シュミット ダニエルが3試合先発。
ただし直近のリーグ川崎F戦と10月14日のカップ戦はシュミットが先発していて、今回もシュミット予想です。
GKのセーブ率、Goals Prevented、クロス処理の詳細指標は両チーム同じ定義で取れなかったため、ここは数字を足していません。
日程は名古屋の方が厳しい
柏も中2日です。
ただ、10月14日のACLはホーム開催で、前半28分までに5-0。
古賀、中川、久保は45分、小西も45分、山内は72分で交代しています。
今回の予想先発の直近14日名目出場時間は、
- 若原 191分
- 杉岡 210分
- 古賀 255分
- 馬場 138分
- 遠藤 152分
- 中川 255分
- 小西 216分
- 久保 244分
- 山内 212分
- 小泉 195分
- 藤尾 153分
です。
名古屋は10月14日に120分+PK戦。
今回の予想先発で10月11日と14日の合計は、
- シュミット 210分
- 高嶺 165分
- 藤井 165分
- 原 90分
- 徳元 120分
- 森島 約135分
- 稲垣 135分
- マテウス 96分
- 内田 68分
- 木村 165分
- 山岸 127分
です。
さらに岐阜開催から柏への移動があります。
僕は「疲れているから負ける」とは考えません。
ただ、名古屋の守備の特徴は高いブロック、WBの上下動、カウンタープレスです。
そこは体力を使う。
もし後半に前後の距離が開けば、柏が一番狙いたい中央のスペースが広がります。
3つの試合展開
柏が先制したら
柏は今季、先制した4試合を4勝。
その4試合中3試合で追加点も取っています。
名古屋は被先制7試合で、同点まで戻したのが3試合、逆転勝ちは1試合。
柏が先制すると、名古屋は前へ出る必要があります。
すると高い守備ブロックの背後がさらに広がり、柏の小泉、山内、久保が使えるスペースが増える。
僕が柏勝ちを一番イメージしやすいのはこの展開です。
0-0が続いたら
柏の前半0-0は1/9、名古屋は2/9。
両チームとも今季0-0の最終結果はありません。
0-0が長く続いた場合、名古屋が高い守備位置を90分近く保てるかが焦点です。
柏は試行回数を増やしながら中央とサイドを入れ替えられる。
名古屋は120分戦の直後。
時間が進むほど、僕は少しずつ柏に傾く展開を想定しています。
名古屋が先制したら
ここが一番危ない世界線です。
柏は被先制5試合のうち3試合で同点、しかも3試合とも逆転勝ち。
一方で、柏が前掛かりになるほど久保の背後や3バック脇は空きます。
名古屋は左からカウンター。セットプレーもある。
柏が押し込み、名古屋が走る。
この往復が増えると、かなりオープンになります。
僕が名古屋勝ちを32.28%残している理由を、ピッチ上で一番イメージしやすいのがこの展開です。
引き分けは24.83%。でも「引き分け型」のカードではない
少し面白い数字があります。
全スコア分布で一番出やすかった単一スコアは**1-1の11.66%**です。
その次が、
- 2-1:9.00%
- 1-0:8.92%
- 1-2:7.62%
- 0-1:7.56%
です。
「1-1が一番多いなら、引き分けが本命では?」と思うかもしれません。
でも、1-0、2-0、2-1、3-1など柏勝ちのスコアを全部合計すると42.90%。
0-1、1-2、0-2、1-3など名古屋勝ちを全部足すと32.28%。
引き分けは0-0、1-1、2-2…を足して24.83%。
だから順位は1>2>0になります。
しかも今季は両チームとも9試合で引き分け0。
0-0も1-1もまだありません。
柏は追いつくだけでなく逆転まで行く試合が多く、名古屋は同点に戻しても再失点する試合があります。
なので僕は、引き分け24.83%は無視しない一方、試合構造としては「引き分けが強いカード」とは見ていません。
一般のtoto投票は柏にかなり寄っている
10月16日未明時点のtoto投票率は、
- 1 柏勝ち:66.98%
- 0 引き分け:16.22%
- 2 名古屋勝ち:16.80%
です。
10月14日時点では、
- 1:74.23%
- 0:12.62%
- 2:13.15%
だったので、
- 1は**-7.25ポイント**
- 0は**+3.60ポイント**
- 2は**+3.65ポイント**
動いています。
柏人気はまだかなり強いですが、序盤よりは分散しました。
僕の予想は42.90/24.83/32.28なので、一般投票よりもかなり名古屋側を残しています。
ここは今回の大きなズレです。
市場は僕の予想よりさらに柏寄り
複数社の1X2オッズをまとめた市場の見方は、
- 柏勝ち:58.80%
- 引き分け:22.15%
- 名古屋勝ち:19.29%
でした。
取得できた7社すべてで柏勝ちが最上位です。
1X2オッズの範囲はおおむね、
- 柏勝ち:1.53~1.64
- 引き分け:3.80~4.40
- 名古屋勝ち:4.44~5.00
でした。
市場も本命は柏で、そこは僕と一致しています。
ただし、市場は僕よりかなり柏を高く、名古屋を低く見ています。
僕は名古屋の左サイド、セットプレー、柏の直近守備低下を考えると、名古屋勝ちを20%を切るところまで下げるのは怖いと見ています。
得点系の市場は取得できた会社数が少ないので参考程度ですが、
- 2.5得点:Over 1.50/Under 2.40
- 両チーム得点:Yes 1.60/No 2.20
- 柏チーム得点1.5:Over 1.50/Under 2.50
- 名古屋チーム得点0.5:Over 1.44前後/Under 2.63前後
でした。
予想スコア市場の上位は、
- 2-1:8.00
- 2-0:8.50
- 1-1:8.50
です。
このあたりは僕のスコア分布ともかなり近いです。
ハンデ市場は、同じ定義で十分な数を揃えられなかったため評価していません。
天候は大きな邪魔をしなさそう
柏市は晴れ予報。
18時で19℃、21時で17℃。
降水量0mm、風は東南東1~2m/s程度の予報です。
極端な暑さや寒さ、強風、強雨は想定されていません。
10月14日の同会場は「全面良芝」でしたが、今回の当日ピッチ状態は正式発表前。
少なくとも事前予報だけを見る限り、両チームのパス回しやクロスを大きく壊す天候ではなさそうです。
最終予想
僕の最終予想は変わりません。
1・0・2予想
1(柏勝ち):42.90%
0(引き分け):24.83%
2(名古屋勝ち):32.28%
本命:1 柏レイソル
信頼度:C
柏を一番上にした理由は、xG、シュート、PA進入、Elo型の地力、ホーム/アウェー成績、中央の戦術相性、直前の負荷条件まで複数の材料が同じ方向を向いているからです。
それでも信頼度を上げなかったのは、名古屋に
- 高い守備ブロック
- 左サイド
- セットプレー
という別々の崩し筋があるからです。
柏本命。ただし僕は「1だけ見ておけばいいカード」とは考えていません。
僕が一番見たいところ
僕が一番見たいのは、開始15~20分の柏の右サイドと中央です。
久保が高い位置を取ったとき、名古屋の左が押し下げられるのか。
それとも名古屋が柏の中央を塞ぎ、奪った瞬間に久保の背後を取れるのか。
ここで柏が名古屋の最初の守備を何度も越えられるようなら、僕の柏本命はかなり見やすくなります。
逆に、柏が外回しばかりになり、名古屋が左から速く前進できているなら、この42.90%の柏本命はかなり危なくなります。
試合後に答え合わせしたい仮説
「柏は名古屋の高い守備ブロックを越えたあと、中央とハーフスペースからPA侵入を増やせる。ただし、そのために久保が高く出た背後は名古屋最大のカウンター経路になる」
試合後は、
- 柏がどこからPAへ入ったか
- 名古屋が左サイドから何回速い前進を作れたか
- セットプレーが何回決定機になったか
- 後半に名古屋の守備ブロックの間隔が広がったか
を答え合わせしたいです。
調査データまとめ
ここからは、今回の予想に使ったデータをまとめて残します。本文では流れを優先して絞りましたが、数字を確認したい人向けです。
基本成績
| 指標 | 柏 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 順位 | 1位 | 15位 |
| 戦績 | 7勝0分2敗 | 3勝0分6敗 |
| 得点 | 21 | 9 |
| 失点 | 14 | 15 |
| xG | 1.580 | 1.371 |
| 被xG | 1.243 | 1.507 |
| xG差 | +0.337 | -0.136 |
| 実得点-xG | +0.750 | -0.481 |
| 実失点-被xG | +0.317 | +0.163 |
| 得点/xG | 1.475 | 0.649 |
| 失点/被xG | 1.255 | 1.108 |
| AGI | 55.4 | 52.3 |
| KAGI | 56.5 | 50.4 |
AGIは攻撃面、KAGIは守備面のFootball LAB指標です。
シュート・前進
| 指標 | 柏 | 名古屋 |
|---|---|---|
| シュート | 15.4 | 12.9 |
| 枠内シュート | 6.0 | 3.8 |
| シュート成功率 | 15.1% | 6.9% |
| 被シュート | 10.9 | 13.3 |
| 被シュート成功率 | 14.3% | 12.5% |
| 攻撃回数 | 107.6 | 110.0 |
| チャンス構築率 | 14.4% | 11.7% |
| 被攻撃回数 | 108.1 | 104.9 |
| 被チャンス構築率 | 10.1% | 12.7% |
| 30m進入 | 55.6 | 49.4 |
| PA進入 | 20.1 | 14.9 |
| パス | 611.8 | 544.7 |
| クロス | 15.9 | 17.4 |
| ドリブル | 14.2 | 9.3 |
| 保持率 | 57.3% | 55.7% |
ホーム/アウェー
| チーム | 条件 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得点/試合 | 失点/試合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 柏 | ホーム | 4 | 3 | 0 | 1 | 10 | 7 | 2.50 | 1.75 |
| 名古屋 | アウェー | 5 | 1 | 0 | 4 | 3 | 9 | 0.60 | 1.80 |
柏ホームのシュートは13.50本、被シュート11.75本。
名古屋アウェーのシュートは11.40本、被シュート14.00本です。
直近5
柏
- C大阪 0-2
- 横浜FM 0-2
- 京都 3-2
- 町田 4-2
- 神戸 4-2
- 3勝0分2敗
- 11得点10失点
- 相手現在順位平均8.6位
- シュート16.8
- 被シュート12.0
- チャンス構築率15.28%
- 保持率54.64%
- AGI56.0
- KAGI51.2
確認できたxG:
- 京都 2.234/被1.467
- 町田 1.865/被0.956
- 神戸 1.548/被1.869
名古屋
- 広島 0-3
- 町田 1-3
- 長崎 0-2
- FC東京 0-1
- 川崎F 2-1
- 1勝0分4敗
- 3得点10失点
- 相手現在順位平均6.2位
- 4/5がアウェー
- シュート11.0
- 被シュート12.6
- チャンス構築率10.14%
- 保持率54.44%
確認できたxG:
- 長崎 1.125/被1.864
- FC東京 0.866/被0.637
- 川崎F 1.463/被1.368
Team Style
柏
| スタイル | 指数 | シュート到達率 |
|---|---|---|
| 攻撃セットプレー | 44 | 19.6% |
| 左サイド攻撃 | 60 | 16.3% |
| 中央攻撃 | 55 | 44.3% |
| 右サイド攻撃 | 55 | 19.4% |
| ショートカウンター | 35 | 29.0% |
| ロングカウンター | 48 | 19.5% |
| 敵陣ポゼッション | 70 | 34.0% |
| 自陣ポゼッション | 73 | 8.6% |
| ラインブレイクラン | 62 | 9.9% |
| ハイプレス | 59 | 51.3% |
| ミドルプレス | 59 | 38.1% |
| カウンタープレス | 55 | 52.6% |
| フィジカルコンタクト | 35 | — |
| ハイブロック | 36 | 83.5% |
| ミドルブロック | 61 | 77.0% |
| ローブロック | 54 | 66.5% |
名古屋
| スタイル | 指数 | シュート到達率 |
|---|---|---|
| 攻撃セットプレー | 57 | 25.4% |
| 左サイド攻撃 | 66 | 24.3% |
| 中央攻撃 | 52 | 25.0% |
| 右サイド攻撃 | 40 | 4.6% |
| ショートカウンター | 47 | 20.0% |
| ロングカウンター | 39 | 15.2% |
| 敵陣ポゼッション | 59 | 17.9% |
| 自陣ポゼッション | 61 | 10.2% |
| ラインブレイクラン | 57 | 7.0% |
| ハイプレス | 58 | 47.7% |
| ミドルプレス | 50 | 37.9% |
| カウンタープレス | 56 | 45.7% |
| フィジカルコンタクト | 36 | — |
| ハイブロック | 70 | 78.5% |
| ミドルブロック | 48 | 78.0% |
| ローブロック | 37 | 63.0% |
セットプレー・得点パターン
柏
得点:
- PK 0
- セットプレーから 1(4.8%)
- クロスから 7(33.3%)
- 30m未満のパスから 5(23.8%)
- CK 5.6本/試合
失点:
- PK 2(14.3%)
- セットプレーから 2(14.3%)
- クロスから 3(21.4%)
- 30m未満のパスから 6(42.9%)
名古屋
得点:
- PK 1(11.1%)
- セットプレーから 3(33.3%)
- クロスから 1(11.1%)
- 30m未満のパスから 2(22.2%)
- CK 5.3本/試合
失点:
- PK 1(6.7%)
- セットプレーから 1(6.7%)
- クロスから 2(13.3%)
- 30m未満のパスから 4(26.7%)
- こぼれ球から 3(20.0%)
主要選手のxGと得点
柏
| 選手 | xG | 得点 |
|---|---|---|
| 瀬川祐輔 | 2.567 | 8 |
| 久保藤次郎 | 1.850 | 3 |
| 藤尾翔太 | 1.786 | 1 |
| 細谷真大 | 1.420 | 0 |
| 垣田裕暉 | 1.120 | 2 |
| 小泉佳穂 | 0.828 | 3 |
名古屋
| 選手 | xG | 得点 |
|---|---|---|
| 木村勇大 | 1.977 | 1 |
| 和泉竜司 | 1.610 | 0 |
| 稲垣祥 | 1.447 | 1 |
| 山岸祐也 | 1.255 | 1 |
| 中山克広 | 1.132 | 1 |
| 浅野雄也 | 1.037 | 1 |
CBP・機能集中
| カテゴリ | 柏 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 攻撃CBP | 175.97 | 156.46 |
| パスCBP | 141.88 | 129.38 |
| クロスCBP | 19.47 | 17.86 |
| ドリブルCBP | 14.62 | 9.22 |
| シュートCBP | 90.53 | 68.19 |
| ゴールCBP | 65.15 | 21.28 |
| 奪取P | 775.55 | 743.72 |
| 守備P | 104.29 | 102.61 |
| セーブCBP | 1.87 | 3.14 |
柏の攻撃CBP上位:
- 久保 22.21
- 小泉 19.64
- 中川 17.08
Top3集中度33.49%。
柏のパスCBP上位:
- 中川 16.72
- 小泉 15.91
- 古賀 14.55
Top3集中度33.25%。
名古屋の攻撃CBP上位:
- 中山 17.47
- 高嶺 17.36
- 稲垣 16.54
Top3集中度32.83%。
名古屋のパスCBP上位:
- 稲垣 16.54
- 高嶺 15.21
- 藤井 13.79
Top3集中度35.20%。
名古屋はクロスCBP上位3人59.69%、ドリブルCBP上位3人68.87%。
奪取P上位は稲垣135.60、藤井109.25、高嶺82.70でTop3集中44.04%。
守備P上位は藤井23.42、稲垣13.38、高嶺11.42でTop3集中46.99%。
参考レーティング
リーグ戦だけを対象にしたElo型の参考レーティングでは、
- 柏:1547.7
- 名古屋:1478.1
- 差:柏+69.6
- 直近5の変化:柏+9.6、名古屋-20.2
でした。
走行・スプリント
柏
- 平均総走行距離:約119.0km
- 平均スプリント:109.2回
- 9/2 C大阪 116.41km
- 9/6 横浜FM 120.02km
- 9/11 京都 116.51km
- 9/20 町田 117.42km
- 10/9 神戸 130.49km/130スプリント
名古屋
- 平均総走行距離:約111km
- 平均スプリント:約122.2回
- 10/11 川崎F 108.78km/149スプリント
スプリントは25km/h以上の定義です。
個人累計で確認できた主な数字:
- 久保藤次郎 149スプリント
- 中山克広 150
- 木村勇大 113
- 徳元悠平 86
- 稲垣祥 85
- 遠藤渓太 80
- 原輝綺 77
- 小泉佳穂 76
デュエル勝利:
- 稲垣祥 35
- 久保藤次郎 22
- 高嶺朋樹 22
- 藤井陽也 20
- 古賀太陽 18
- 中川敦瑛 18
チャンスクリエイト:
- 小泉佳穂 30
- 久保藤次郎 28
- 中川敦瑛 17
GKデータ
柏:
- 小島亨介 7先発
- 若原智哉 2先発
- 10/9神戸戦は若原先発→71分永井
- 10/14ACLは永井先発
- セーブCBP 1.87
名古屋:
- ピサノ 6先発/540分
- シュミット 3先発/270分
- 10/11川崎F、10/14カップ戦はシュミット
- セーブCBP:ピサノ2.17、シュミット0.97、合計3.14
試合の先制・逆転データ
柏
- 先制 4/9=44.4%
- 被先制 5/9=55.6%
- 先制時 4勝0分0敗
- 被先制時の同点復帰 3/5=60.0%
- 被先制時の逆転勝ち 3/5=60.0%
- 前半0-0 1/9=11.1%
- 先制4試合中、追加点あり3/4=75.0%
- 今季7勝はすべて1点差リード局面を経て最終勝利
名古屋
- 先制 2/9=22.2%
- 被先制 7/9=77.8%
- 先制時 2勝0分0敗
- 被先制時の同点復帰 3/7=42.9%
- 被先制時の逆転勝ち 1/7=14.3%
- 前半0-0 2/9=22.2%
- 先制2試合はともに最終勝利
- ただし先制した2試合とも一度同点に追いつかれている
引き分け関連
| 指標 | 柏 | 名古屋 |
|---|---|---|
| 引き分け | 0/9 | 0/9 |
| 0-0 | 0/9 | 0/9 |
| 1-1 | 0/9 | 0/9 |
| 平均得点 | 2.33 | 1.00 |
| 平均失点 | 1.56 | 1.67 |
名古屋の総得点2以下の試合は3/9=33.3%。
参考スコア分布
- 1-1:11.66%
- 2-1:9.00%
- 1-0:8.92%
- 1-2:7.62%
- 0-1:7.56%
上位5スコアだけで全体の約44.77%を占めます。
toto一般投票
10/14 09:54:
- 1 74.23%
- 0 12.62%
- 2 13.15%
10/16 02:27ごろ:
- 1 66.98%
- 0 16.22%
- 2 16.80%
変化:
- 1 -7.25pt
- 0 +3.60pt
- 2 +3.65pt
市場データ
7社の1X2集約:
- 1 58.80%
- 0 22.15%
- 2 19.29%
7社すべてで1が最上位。
1X2オッズ範囲:
- 1:1.53~1.64
- 0:3.80~4.40
- 2:4.44~5.00
得点系は1社のみ取得のため参考:
- O/U 2.5:Over 1.50/Under 2.40
- BTTS:Yes 1.60/No 2.20
- 柏チーム得点1.5:Over 1.50/Under 2.50
- 名古屋チーム得点0.5:Over 約1.44/Under 約2.63
予想スコア市場の参考上位:
- 2-1 8.00
- 2-0 8.50
- 1-1 8.50
ハンデ市場は同一定義で十分なデータを揃えられず評価なし。
天候・会場
- 晴れ予報
- 18時 19℃
- 21時 17℃
- 降水量0mm
- 東南東1~2m/s
- 最高24~25℃程度
- 最低15℃程度
- 10/14同会場は全面良芝
- 今回の当日公式ピッチ状態は試合前時点で未発表
- 主審は確認時点で未確認
今回取得できなかった主なデータ
同じ定義で比較できず、予想へ勝手に補完しなかったものです。
- H/A別xG・被xG
- 直近5試合の完全なxG・被xG平均
- NPxG
- Open Play xG
- Set Piece xG
- 被Set Piece xG
- 被枠内シュート平均
- Big Chances/被Big Chances
- PPDA
- 高位置奪回数
- Final Third奪回数
- Field Tilt
- 被PA内タッチ
- GKセーブ率
- Goals Prevented
- High Claims
- GKのSweeper系指標
- 高強度走行距離・回数
- トップスピード
- デュエル勝率
- 空中戦勝率
まとめ
データの中心は柏です。
xG、シュート、PA進入、Elo型の地力、ホーム/アウェー成績、攻撃機能の分散、日程負荷まで柏を支える材料が多い。
だから僕の本命は柏です。
ただし、名古屋には柏の最大の攻撃役である久保の背後を突く左サイドがあり、セットプレーという独立した得点ルートもあります。
さらに柏は実得点がxGをかなり上回り、直近は被シュートも増えている。
最終的に僕は、
1 柏 42.90%/0 24.83%/2 名古屋 32.28%
としました。
柏が一番上。
でも、数字以上に人気が柏へ集まっているカードだからこそ、「なぜ柏が本命なのか」だけでなく、「どうなれば柏予想が崩れるのか」まで見ておきたい試合です。





